Facebook Messengerがセキュリティを強化。スクリーンショットを撮ると警告を表示

GIZMODO

いい面と悪い面があるような気が。

Metaが、MessengerのE2EE(暗号化されたやりとり)機能に、誰かがスクリーンショットしたら「xxがスクショをとったよ」と通知が表示される機能を追加したそうです。

E2EEの追加機能

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Image: Meta

同様の機能は、2019年にリリースされた「Vanish Mode」に実装されていますが、E2EE機能にも追加することで、ユーザーにより安心感を持って使ってほしいようです。

スクショ通知機能の他に、GIF画像とステッカー、タイピングのインジケーター、リアクション、グループチャット、動画、音声、メッセージを長押しすることで転送メニューを表示する機能が追加されています。

なんだか、デフォルトのMessengerみたいですよね。もしかして、MetaはE2EEをMessengerのデフォルトにする計画でもあるのでしょうか…?

暗号化はデフォルトになるべきか

プライバシー専門家や暗号化推進派の一部は、E2EEをプラットフォーム全体のデフォルトにするべきだと主張しているようです。しかし、そうすることでオンラインでの児童虐待や、オンラインでの犯罪を助長したり、トラッキングの妨げになる可能性があります。

こういった懸念に対して、Metaの安全責任者であるAntigone Davis氏は、「E2EEをメッセージングサービスのデフォルトにするのは、少なくとも2023年までは実現しない」と、Sunday Telegraphに寄稿しました

「世界中の何十億もの人々を繋ぎ、業界をリードしてきた企業として、ユーザーのプライバシーを保護し、オンライン上の安全を守ると決意しているのです。」

筆者は、Messenger上でみられて困る会話をしていないので、E2EEを使ったことがありませんでした。しかし、この記事を書くにあたって使ってみて、オンラインいじめや嫌がらせをされるようになって、スクショも撮れない、会話も証拠として残せなくなったら心配だな、と思いました。子どもの場合、今よりずっと大人が介入しにくくなりそうです。2023年までにいい解決策が出るのでしょうか…。

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