株式会社アジラは、独自開発するAI警備システム『AI Security asilla(以下asilla)』を、「ワテラス」において、実証実験を開始した。
都心部の大規模再開発において、オフィス、レジデンス、商業施設、コミュニティ施設などが併設され、多様なコミュニティが生まれるよう設計される傾向がある。多様な施設利用者たちへの安全配慮が最優先事項として上げられ、様々な取り組みが行われている。このような事象を背景に、「ワテラス」は、さらなる安全で快適な街づくりを目指し、AI警備システム「asilla」を導入し実証実験を行う。
世界トップクラスの行動認識AIを採用した『asilla』は、人の動きに対する検知精度が高く、屋外での迷惑行為・不審行動の早期発見、白杖・車椅子検知によるサポート、お客様へのサービス向上など、施設空間の快適性向上に寄与し、安心・安全な施設空間の創出をサポートが可能となる。
<実証実験の概要>
期間:2023年11月1日~(3か月間)
実施場所:ワテラス
対象カメラ台数:30台
導入目的:警備強化、警備品質向上
〇実証実験の運用イメージ
■ワテラスについて
千代田区神田淡路町の再開発エリア。「ワテラスタワー」と「ワテラスアネックス」の2つの建物で構成され、神田淡路町が培ってきた、「和」「輪」「環」の3つのWAをコンセプトにデザインされた施設は、オフィス、レジデンス、学生マンション、商業施設、コミュニティ施設(ホール、ギャラリーなど)で構成され、再開発事業の総面積は2万2千平方メートルにもおよぶ。地域住民、就労者、学生、来街者が自由に活動し交流し憩う、新しいコミュニティがはぐくまれる場所だ。
HP:https://www.waterras.com/index.html
■AI警備システム『AI Security asilla』について
『asilla』は、世界トップクラスの行動認識技術を基にしたAI警備システム。既存のカメラをAI化し、異常行動や不審行動を検出したときのみ、瞬時に映像を通知する。映像をモニタリングする警備員の業務を軽減でき、見逃しや見落としも無くすことができる。
AI警備システム「AI Security asilla」紹介【株式会社アジラ】
※本実証実験によって取得・解析された画像データはアジラ、施設運営会社でのみ取り扱い、本実証実験および事後検証以外の目的には使用しない。
■『asilla』で検知可能な行動一覧
『asilla』は以下の特徴がある。
・特許取得の「違和感検知」で事件事故の予兆検知
各カメラにおける行動をAIが自律学習し、通常から逸脱した動きを「違和感」として検知。予期しない危険行動を即時通知することで、事件事故の未然防止に繋げる。
・AIの眼で24時間365日モニタリング
数百台規模のカメラ映像もAIが常に映像をモニタリング。異常が起きた際には自動で検知、即時通知し、人の眼だけでは捉えきれない些細な動きも見逃さない。
・既設カメラを利用可能、サーバー1台で最大50台分の映像を処理
既設のカメラがそのまま利用可能。初期コストの負担が0。エンタープライズプランでは、サーバー1台で最大50台分のカメラ映像を解析でき、大規模な施設では運用コストも安価だ。
・セキュアな環境で利用可能
ローカルで完結するネットワーク構成により外部へ映像流出するリスクがない。
AI警備システム『asilla』は、今後もさらなるアップデートを予定している。
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