また課金ユーザー向けの機能が追加。
今週月曜日、Xはリプライを認証済みユーザー(課金ユーザー)のみに限定する新機能の追加を発表しました。これまで、Xに投稿をする際、返信できるアカウントを「全員」、「フォローしているアカウント」、「@ツイートしたアカウントのみ」と制限できていましたが、これからは「認証済みアカウント」のオプションも追加されました。
なので、課金していないユーザーは、これまでよりもコメントが制限される可能性があるというわけですね。
全員課金制にするステップ?
1ヶ月前、イーロン・マスクは将来的にXユーザーは全員「毎月少額の支払いをする必要がある」と課金制にするとの考えを示しましたが、認証済みユーザーのみのコメントを受けられる機能の導入で課金制を強めていっているのかも。
イーロンは課金制を「ボット軍団と戦う唯一の方法」として主張していますが、いつから課金制にするのか、そしていくらになるのかなど具体的なことはわかっていません。
ただイーロンは言ったことを突然やってみたり、しないと言ったのにやったりと結構ブレブレなので、課金制はどうなることやら。
去年の10月、440億ドルでTwitterを購入する前日、イーロンはTwitterアドバイザーたちに宛てた公開レターで、「Twitterをお金を稼ぐために購入したわけではない。愛する人類を救うために購入した」と書いていました。でも課金制にするってことは愛する人類みんなにお金を払わせる…ってことですよね。
Xは前よりもフェイクやヘイトがあふれている状態
Tech Australiaの報告によると、イーロンがTwitterを引き継いで以来、Xは数あるオンラインプラットフォームで一番、フェイク情報やヘイト表現を加速するプラットフォームとなっているとのことです。
また先月、欧州委員会の副委員長Vera Jourova氏はXを否定的なコンテンツの繁栄をうながしていると非難。「偽の情報を流しているアカウントは、明らかにフォロワーが多く、比較的最近Xに参加している傾向がある」と欧州委員会で発言しています。
Xは2023年4月に認証済みユーザーの投稿が上がってくるようにアルゴリズムのおすすめを変更しています。「認証アカウント」のみ返信を許可する新機能によって、これまで以上に偽の情報が増えてしまう可能性が出てくるか、もしくは単に使う人がいない機能になるかも?