見つかってよかったけど、大問題。
アメリカの配車サービスLyft(リフト)に乗ったパラシュ・パーンデーさんがXに投稿した「どうしたらいいんだ?」からすべてが始まりました。
猫を乗せたまま走り去ってしまうドライバー
飼い猫の「タックス」を獣医さんへ連れて行くためにLyftを利用したパーンデーさん。
自分は運転席の後ろへ座り、タックスが入ったケージは助手席の足元に置かれていました。動物病院に到着し、降りて助手席へ回ろうとしたところ、ケージを乗せたまま車が走り去ってしまいました。
Lyftアプリでドライバーに連絡、そして警察へも連絡。その後、とにかくドライバーに戻ってきてほしいと伝える方法はないかと、XのLyftアカウントに向けて状況を投稿することにしました。
僕の猫を乗せたままLyftのドライバーが走り去ってしまいました。後部座席、運転手側のドアから出て、ケージを取り出そうと助手席側に外から回っている間にドライバーが走り出してしまいました。車の後部をドンドンと叩きながら叫んだんですが、そのまま行ってしまったのです
Please forward this flyer if you are in the Austin area. I really appreciate all of your help. pic.twitter.com/lhc3xwtQ0P
— palash pandey (@palashp40616755) October 1, 2023
続けて「次に乗った人に届くように、このチラシをみなさんに広めていただきたい」とXに投稿。
ドライバーの言動が支離滅裂
数時間後、ドライバーからやっと返答が来たのですが、猫はいないと言うだけ。
パーンデーさんは何度も連絡しますが、ドライバーから返事はなし。それで警察が介入。すると、警察から連絡を受けたドライバーはやっとパーンデーさんへ連絡をします。
ドライバーが言うには、すぐに車を走らせた理由は、猫アレルギーでその場をすぐに離れたかったから。もし猫が一緒に乗ると最初に伝えてくれていれば、依頼を受けなかったとのこと。いや、猫アレルギーなら猫も降ろさなきゃ…。
そして数日後、Lyftの調査で猫のタックスは、最後に車が走り去った場所から数百メートルの道にいたことが判明。
結局なにが起こったのかよくわからない
Lyft社の広報によると、
タックスが飼い主の元へ戻ることができました。現在、動物病院の治療費も含めタックスが必要とする経費はすべて私たちでカバーしています。なぜこのようなことになってしまったのかを判明させ、今後2度と同じことが起こらないように努めます
と米Gizmodoの取材に答えています。
どうして起こってしまったのか、またどのように発見されたのかについての質問には返答がありませんでした。
しかしLyft社はタックスの行方不明後に、ブログで呼びかけたり、その地域にチラシを配ったりしていました。またアプリでもユーザーに対して「タックスを見た人はいませんか?」と通知を送ったりと懸命な捜索を行なっていました。
LyftのCEOであるデイビッド・リッシャー氏は、「初動が悪すぎました。この件について現在は集中して業務を行なっています」とXに投稿しています。
Lyftが一生懸命探してくれたのはいいことですが、認可するドライバーの資質問題はありますね。そのドライバー、いったい本当は何をしたんでしょうか。わかってて走り去って、途中で猫をおろして逃げたんですかね?