イーロン、天才なのかお子ちゃまなのか、わかんない!
Threadsのユーザーがローンチからたった5日間で1億人を突破しました。これまでの歴史で最も早く大きくなったアプリの一つとなったわけですが、逆にTwitterはイーロン・マスクの手に渡ってからというものアクセス数はどんどん減るばかり。
InstagramのCEOのAdam Mosseri氏は「どうやってこの状況を理解したらいいのかわからないくらい、クレイジーだよ」とコメントしています。
攻撃的なイーロン・マスク
Threadsの大躍進に対するマスク氏はとても攻撃的で、「ケージファイトで対決だ!」と挑発してみたり、つい先日は「Zuck is a cuck」とツイートしています。「Cuck」とは、自分の妻をほかの男に寝取られた人っていう意味なんですよね。悪口もいいところです。
そしてその8時間後、「男性のアレの長さを競争したい」とまで言っています。Metaは男性のアレの長さ競争を受けるかどうかに対してはコメントしていません。(するわけない!)
またTwitterはメディアからの問い合わせがあった場合の自動返信が「?」なんですよね。とにかく小学生レベル、いや小学生に失礼かもレベルです。
対照的にマーク・ザッカーバーグはマスクの挑発を特に相手にはしていないんですが、Twitterが「Threads」をトレンドから排除していることについてだけは「懸念がある」とだけ返答しています。でも泣き笑い絵文字がついていることから、皮肉ですね。「どーでもいいわ」が本音かもしれません。
Twitterにとってかなりの痛手に
これだけ早くThreadsが成長を見せた理由としては、1からユーザーを構築せずにInstagramのネットワークを使ってユーザーを流し込んだという点にあります。
こういった場合、長期的なサステナビリティには欠けてしまうかもしれませんが、それでもTwitterにとってはかなりの痛手だったことが数字的にも明らかです。
Twitter traffic tanking. https://t.co/KSIXqNsu40pic.twitter.com/mLlbuXVR6r
— Matthew Prince 🌥 (@eastdakota) July 9, 2023
マスクがTwitterを買い取った時期から、ユーザーたちはMastodonやBlueskyなどほかのSNSに流れ始めてトラフィックが落ちているのがわかります。
また閲覧制限をかけた7月初頭にはドカンと落ちて、逆にBlueskyは招待制でありながらも登録者が一気に100万人に上りました。そしてThreadsの登場でガツンと落ちてきています。
Threadsは現在ベーシックな機能しかありませんが、Mosseri氏によると、この先ハッシュタグ、投稿の編集、トレンドトピックの表示などの機能をどんどん増やしていくそう。「チームはものすごく頑張っている。うまく動くように、いいアプリになるように、そして成長していくように。必ず良いものにするから」とMosseri氏はThreadsに投稿しています。