女子小学生No.1雑誌『ニコ☆プチ』、性的表現巡り謝罪 SNSで波紋…編集部「重く受け止める」

J-CASTニュース

   新潮社発行の小学生向けファッション誌『ニコ☆プチ』編集部は2023年7月3日、8月号の付録漫画に登場した性的な表現などがSNSで物議を醸している件で、「内容の一部にご不快な思いをされた読者、保護者の方がいらっしゃったことを重く受け止めております」とし、公式サイトで謝罪した。

   漫画では「少しぐらいエッチのほうがいいのに…」「エッチにさせてあげようか?」といった性的な発言があったり、登場人物の男性が主人公の女性を押し倒すシーンがあった。

  • 『ニコ☆プチ』2023年8月号と付録漫画

    『ニコ☆プチ』2023年8月号と付録漫画

  • 同誌 2023年8月号の付録漫画で物議を醸した『溺愛ロワイヤル』

    同誌 2023年8月号の付録漫画で物議を醸した『溺愛ロワイヤル』

  • 『ニコ☆プチ』2023年8月号と付録漫画
  • 同誌 2023年8月号の付録漫画で物議を醸した『溺愛ロワイヤル』

「小学生向けファッション誌なんだよね?」

   『ニコ☆プチ』は、06年に創刊した小学生向けファッション誌だ。新潮社のサイトでは「女子小学生[JS]ナンバー1ファッション誌」と謳い、雑誌の内容について「JSブランドの最新トレンドから通学コーディネイトまでおしゃれ情報がいっぱい。母娘で一緒に楽しめる内容です」と紹介している。

   今回問題になったのは、23年6月22日発売の『ニコ☆プチ』8月号の付録漫画だ。小学館発行の月刊漫画雑誌『ちゃお』とコラボした企画で、5作品の試し読みができる。SNSでは漫画家・八神千歳氏による漫画『溺愛ロワイヤル』に登場するセリフなどが問題視された。

   『溺愛ロワイヤル』は、『ちゃお』で2020年から連載したラブコメ漫画で、人間の世界で暮らす魔王の娘・神楽一姫という主人公が、人狼や吸血鬼、鬼の魔族の幼なじみの男性3人から好意を寄せられるという設定だ。

   今回の付録漫画では、セリフの一部で「エッチにもなるだろーが」「少しくらいエッチのほうがいいのに…」「エッチにさせてあげようか?」といった表現が複数回登場。また、男性が主人公の女性を押し倒すシーンもあった。

   こうした内容が23年7月1日頃からSNSで物議を醸し、「ニコプチ編集部はどうなってんの?」「小学生向けファッション誌なんだよね?」と問題視する声が相次いだ。一方、「ご心配される気持ちわかります。でも前から、これくらいませてる少女漫画って結構あります」「少女漫画ってこんなもんじゃない?」など擁護する声もあった。

   『ニコ☆プチ』編集部は7月3日昼、J-CASTニュースの取材に対し、「社内で対応を協議中ですので、決まり次第正式に発表する形になっております」とコメントしている。

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