株式会社ソラコムは、ビジネス向けクラウドカメラサービス「ソラカメ」において、観測範囲に動きがあったときだけ映像を録画する「クラウドモーション検知”無制限”録画ライセンス」に、LTEルーターと通信SIM、カメラがセットになった「モーション検知録画スターターキット」の提供を開始した。SORACOM IoTストア、または、SORACOMユーザーコンソールから購入できる。
ソラカメは、アトムテック株式会社のネットワークカメラ「ATOM Cam 2」または「ATOM Cam Swing」を使用して、スマートフォンなどから利用できるクラウドカメラサービス。離れた現場の見える化や、オフィスの遠隔モニタリングに利用でき、スーパーやガソリンスタンドなどの小売店舗や、工場や建設の現場で導入が増えているという。
「クラウドモーション検知”無制限”録画ライセンス」は、カメラが動体を検知した瞬間から消えた瞬間までの間だけを録画するもので、常時録画する「クラウド常時録画ライセンス」で使用する場合と比べ、データ通信量を節約できる。
「モーション検知録画スターターキット」では、LTEルーターとしてアイ・オー・データ機器の「UD-LT2」を使用。モバイル/固定回線(有線LAN接続)の両方に対応し、モバイル回線としてNTTドコモのLTE網を使用する「SORACOM IoT SIM(planDU DU-50GB)」が付属。インターネットに接続できる回線が導入されていない場所でも、LTE通信が可能なら利用できる。
2種類のカメラのどちらを選択するかで初期費用が異なり、水平360°・垂直180°の首振りやAI追跡が可能なATOM Cam Swingは3万5929円、首振り機能を持たないATOM Cam 2は3万4428円。
月額料金は、ソラカメの「クラウドモーション検知”無制限”録画ライセンス」の料金が、映像の保存期間で3段階あり、7日間が990円、14日間が1650円、30日間が2160円。これに、SORACOM IoT SIMの利用料金3190円が加わる。