久々のフリップ型2in1「OneMix 5」登場。Core CPUで牛革外装

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OneMix 5

 深センOne-Netbookと株式会社テックワンは29日、共同で新製品発表会を開催し、新世代ポータブルゲーミングPC「ONEXFLY」、および10.1型液晶搭載UMPC「OneMix 5」を発表した。本記事ではOneMix 5について紹介する。

 初代「OneMix」は2018年4月に登場し、その後「OneMix 2」や「OneMix 3」を2018年と2019年に相次いで投入。ゲームコントローラ後付けの「OneGx」や「A1」といった変わり種を2020年投入したあとに、2021年の「OneMix 4」から長いブランクを経て投入されたのが、今回の“5”となる。

 OneMix 5での最大のトピックは2ヒンジによる“フリップ型”の2in1機構だ。OneMix初代~OneMix4までは液晶が360度回転する機構だったが、タブレットとして使う際にキーボードが手に触れてしまうという問題があった。もちろん、キーボードは無効にされているのだが、触れてしまうのは避けられなかった。

OneMixシリーズの進化

 その点、OneMix 5は液晶下と中央の2つのヒンジで、液晶だけがフリップして180度回転する機構となり、タブレット使用時はキーボード面を完全に隠すものとなった。スマートな見た目が維持でき、手にした際にキーボード面に触れることもない。また、液晶をユーザーに近づけたフォルムで使えるのも特徴で、新幹線や飛行機での移動中の動画視聴に便利としている。

 この機構は一時期「VAIO Z」などにも採用されたのだが、機構の煩雑さなどからか採用メーカーがほとんどなくなってしまった。それがOneMix 5で復活したことを歓迎するユーザーもいるだろう。

 天板と底面は最高級の牛革を使用しており、使用とともに“味”が出るという。これについてテックワンは「ビンテージとモダンの融合」だと表現している。

 そのほかの特徴としては、Surfaceペン入力の対応、デュアルファンによる強力な冷却、バックライト付きの18.5mmキーピッチキーボード、harman認証のステレオスピーカーの採用、11,000mAhバッテリによるJEITA 3.0で動画再生時5.5時間の長時間駆動(65W急速充電対応)などが挙げられる。

 主な仕様は10コア/12スレッド/最大4.7GHz駆動のCore i7-1250Uプロセッサ、LPDDR5-5200メモリ最大32GB、最大2TBのPCI Express 4.0対応SSD、2,560×1,600ドット/sRGB 108%対応10.1型LTPS液晶、Windows 11などを備える。

 日本国内では日本語キーボードを搭載し、今夏発売予定としている。価格などは未定。

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