「そんなことある?」ってなるけど本当にあった話5選

GIZMODO

膨大な情報が蓄積するインターネットには驚くような話が眠っています。この記事は、そんなエピソードを発掘してまとめたものです。

双子の赤ちゃん、DNA鑑定で父親が別々と判明

Image: Malte Mueller / Getty Images

ブラジルで19歳の女性が父親の異なる「双子」を出産し、「100万組に1組のレアケース」と話題になりました。

女性はシングルマザーで、双子が1歳の誕生日を迎えるにあたり、父親がだれか気になって心当たりの男性AにDNA鑑定をお願いしたことで発覚したそうです。DNAが一致して父子関係が確認できたのはいいのですが、陽性が出たのは片方の赤ちゃんだけ。「もう片方の赤ちゃんの井父親は誰?」となったとのこと。

女性は次のように語っています。

「そういえばその日は男性Bとも性交渉したんだったと思い出して、Bにもテストをお願いしてみたんです。そしたら陽性でした」

「これにはビックリです。こんなことがあるなんて全然知りませんでした。ふたりともよく似てますし」

父親の異なる二卵性双生児(異父過妊娠)は、同じ月経周期に排卵が2回起こって、それぞれの卵が別々に受精することで起こる現象です。卵子の寿命は12~48時間、精子の寿命は7~10日間。

担当した医師は心底驚いた様子で次のように語ったそうです。

「発生確率は100万分の1で、世界全体でも20例しか確認できていない。こんな症例に一生のうちに巡り合えるなんて思ってもみなかった」

シャチがホオジロザメを捕食する

Screenshot: Sea Search Research & Conservation / YouTube

ホホジロザメは海の世界でトップに君臨する捕食魚、「白い死神」とも呼ばれます。体長は成長すると6メートル、体重は2.3トン。狙った獲物は簡単に引きちぎれる何百もの強靭な鋭い歯を持っていることでも有名です。

そんなホホジロザメをシャチの群れが捕食する映像が撮影されています。

[embedded content]
Video: Sea Search Research & Conservation / YouTube

シャチはとても頭のいい、社会性のある動物です。動画でも、チームプレーでホホジロザメを襲撃しています。2頭がサメを囲み、もう1頭がサメを海面に追いやります。ガブリとかぶり付き、流れ出る血。

シャチがホホジロザメを狙う理由は「豊富な栄養を蓄えている内臓だろう」と研究者は語っています。

パイロット「お客様の中で勝手にエロ画像を送り付けてくる方がいらっしゃいますので、当機はゲートに戻ります」

Image: Shutterstock.com

iPhoneの「AirDrop」は手軽にファイルなどを送信できる便利な機能ですが、悪用して卑猥な画像を送りつける人が問題になることも。これはそんなAirDrop痴漢が引き起こした大迷惑。

離陸前のサウスウエスト航空の機内で、乗客がスタッフに「卑猥な画像が送られてきた」と申告。事を重く受け止めたパイロットは機内放送で厳重注意。

「これが続くなら機体をゲートに戻します。乗客全員が降りたうえで、警備に報告することになり、せっかくのバケーションはだいなしです。AirDropで裸の画像送るのやめて、目的地にいきましょう」

サウスウエスト航空は事件後、「お客様と社員の安心、安全、ウェルビーイングはサウスウエストチームの最優先事項です。問題が発生した場合、我々社員は、ともに旅するみなさんが快適でいられるよう問題解決に取り組みます」とコメントしています。

AirDrop痴漢は「サイバーフラッシング(露出狂)」とも言われ、ニューヨーク州やテキサス州など複数の州では禁じられています。違反すれば罰金、重い場合は禁固刑もありえます。

目がターミネーターみたいになった宇宙飛行士

Image: Anna Menon / Twitter

ある女性が目がSFメカのようになっている様子を撮影した動画をTwitterに投稿しました。まるで未来の指導者を抹殺するため時空を超えて来たヒューマノイドのようです。

彼女はSpaceXで筆頭宇宙事業開発技師を務めるアナ・メノン宇宙飛行士。女性ターミネーター「T-X」のようになっているのは、眼圧を測る特殊なスマート・コンタクトレンズが入っているから。

しばらく宇宙に滞在した人たちには、脳や身体にいろいろな変化が起こります。目に関しては、目玉の神経が腫れ、網膜にヒダができ、黒目が平たくなるだけでなく、視野がボヤけて眼圧も変わるのだとか。

メノン宇宙飛行士が投稿したのは、この宇宙飛行関連神経眼症候群(SANS)を検査するための特殊なコンタクトレンズを試着している様子だったのです。

肉眼で見える巨大バクテリア。人間ならエベレストくらいの身長

Image: Tomas Tyml

カリブ海のグアドループ島で新しいバクテリアが発見されました。「チオマルガリータ・マグニピカ」と名づけられたこのバクテリア最大の特徴はそのサイズ。

研究者は次のように説明しています。

「今回発見したバクテリアはまつ毛のような形をしていて、一応単核細胞です。一般的なバクテリアの5,000倍の大きさなのですが、わかりやすく言うなら人間界で突然エベレストくらい背が高い人が現れたような規格外の巨大さですね

遺伝子情報をペピンと呼ばれる長い膜の中に格納していることから、このような巨大な体長になっているとのことです。ただ、どうやってこんなふうに成長していくなのは謎。

構造がバクテリアとしては複雑なのも特徴だそうです(一般的なバクテリアのように細胞の中でDNAが浮いているのではなく、人間と同じく遺伝子情報が膜結合型の中に包み込まれているとのこと)。