この夏の Z世代とミレニアル世代のファッション、クロックスはIN、スキニージーンズはOUT

LTK（旧ライクトゥノウイット、Like To Know It）によると、この夏、Z世代とミレニアル世代が着こなすファッションは、ワイドパンツ、「クリーンガール」なスタイル、そしてクロックス（Crocs）だ。

6月13日、LTKはサマースタイルトレンドレポート2023（Summer Style Trends Report 2023）に基づいてこれらのインサイトを明らかにした。データは、2023年5月に米国の女性人口を97％の信頼度で反映した参加者1044人を対象に、アンケート形式で収集した。

調査の結果、Z世代の女性は、スタイルを参考にするにあたって、友人とは別にTikTokやクリエイターを参照していることが明らかとなった。Z世代の美容のインスピレーションについてはクリエイターが1位となっている。ソーシャルプラットフォームに関していえば、Z世代はファッションのヒントを得る際にTikTokを好む一方で、ミレニアル世代は依然としてインスタグラムに注目している。人気のトレンドの選択については、昨年かなり流行したバービーコア（Barbiecore）よりも、ゴスやグランジに傾倒している。また、全体的にZ世代は自分たちがもっともファッショナブルな世代だと考えており、自分のスタイルがファッショナブルでトレンディだと回答する割合は、一般人口（20％）にくらべて、2倍（41％）にもなっている。

だが、米国南部では、バービエコアが夏のトップスタイルとなっている。そして、すべての地域、Z世代とミレニアル世代のすべての回答者で2023年夏のスタイルトレンドの第1位となったのは、当然ながら「クリーンガール」の美学であり、僅差で花柄が第2位にランクインした。また注目すべきは、このふたつの若い消費者世代が、論争の的となっているスキニージーンズに関しては同意していることだ。調査結果によると、Z世代とミレニアル世代の両者のあいだで、この夏はワイドレッグジーンズがもっとも人気があることがわかった。

さらに、Z世代の女性の40％が今年の夏はクロックスを履く予定だと答えており、過去1カ月間だけでも、LTKでのクロックスの買い物の検索数は53％増加している。またデニムスカートも全世代で力強い復活を遂げており、Z世代の半数近くがこの夏はデニムスカートをワードローブに取り入れることを計画している。LTKのプラットフォームでは、買い物客によるデニムスカートの検索数が72%増加したが、ただしこれが前月比なのか前年比なのかについては、LTKは明らかにしていない。

[原文：According to LTK data, skinny jeans are out and Crocs are in this summer]

EMMA SANDLER（翻訳：Maya Kishida 編集：山岸祐加子）

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