23社のゲームスタジオを保有しているMicrosoftが、ゲーム開発の段階が「第9世代」のゲーム機であるXbox Series XとXbox Series S向けに移行しており、第8世代にあたるXbox One向けゲームにはもはや作られていないことを明らかにしました。
Xbox’s game studios are all-in on the current gen, leaving Xbox One support to the cloud
https://www.axios.com/2023/06/15/xbox-game-studios-matt-booty
Microsoft is no longer making new games for the Xbox One | Engadget
https://www.engadget.com/microsoft-is-no-longer-making-new-games-for-the-xbox-one-174452073.html
Microsoftは2001年にXboxで家庭用ゲーム機市場に参入。以後、2005年にXbox 360、2013年にXbox One、2017年にXbox Oneのハイエンド版であるXbox One X、2020年にXbox Series X/Sと世代を重ねています。
Xbox Oneは、ハードウェアの生産はすでに2022年に終了しています。
Xbox Oneの全機種が生産終了、MicrosoftはXbox Series X/Sの生産に集中へ – GIGAZINE
一方、ソフトウェア面ではMicrosoftは傘下にXbox Game Studiosを保有するほか、2020年にDOOMやFalloutで知られる「ベセスダ・ソフトワークス」を親会社のZeniMax Mediaごと買収しています。
過去に買収したスタジオも合わせると、Xbox Game StudiosとZeniMax Mediaのスタジオ数は合わせて23に上ります。まだXbox Series X/S向けのゲームをリリースしていないスタジオも含まれますが、少なくとも、Xbox Oneに向けたゲームは開発されていないことが明らかになりました。
Xbox Game Studioのチーフであるマット・ブーティ氏によると、社内のゲームのサイクルがXbox Series X/Sを含む「第9世代」のゲーム機向けに移行していて、「マインクラフト」のサポートなどを除くと、Xbox Oneなどの旧世代ゲーム機向けのゲームに取り組んでいるチームは存在しないとのこと。
ブーティ氏は、Xbox Oneはクラウドゲーミングサービス「Xbox Cloud Gaming」経由で第9世代のゲームをプレイ可能であると述べています。
なお、ゲーム開発者からは、第9世代ゲーム機のエントリー機であるXbox Series Sへの対応を求められることが新たな世代のゲームの可能性の足を引っ張っているとの指摘があります。
Developer claims ‘many’ studios are asking Xbox to drop mandatory Series S compatibility | VGC
https://www.videogameschronicle.com/news/developer-claims-many-studios-are-asking-xbox-to-drop-mandatory-series-s-compatibility/
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