おかしい。アフタヌーンティーといったら、優雅にお茶とお菓子を楽しむものだったはず。
なのに、気づいたら30分もの間、スイーツそっちのけで写真撮影にのめり込む自分がいた。隣のテーブルに至っては、1時間近く料理に手をつけず、女の子2人組がひたすら写真を撮りあっている。
それもそのはず、東京・表参道で開催中の『ピカチュウ アフタヌーンティー』が、とにかく可愛すぎて超フォトジェニックなのだ。こんなんゆっくりケーキなんて食べてる場合じゃねぇ!
・人気すぎて予約困難!『ピカチュウ アフタヌーンティー』
東京で開催中の『ピカチュウ アフタヌーンティー』は ザ ストリングス 表参道の「カフェ&ダイニング ゼルコヴァ」と「グラマシーハウス」の2会場でおこなわれている。
今回訪れたのはゼルコヴァのほうだ。一見普通のエントランスかと思いきや……
一歩入ると、テラスにはたくさんのピカチュウたち! こちらは6席限定のスペシャルシートで、予約時に選択することが可能。今回は空いてなかったので座れなかったが、見ているだけで眼福だ。
店内のピカチュウ感は薄めだが、カフェ内の空間はハチャメチャにオシャレ。一人だったからなのかちょうど空いていたからなのかわからないけど、鳥かごの中に案内されたぞ。
東京のオシャレカフェでヌン活することに昔から憧れはあったものの、まさかその初回がぼっち参戦になるとはなぁ……。周りがもれなく2人組だったこともあり田舎者なので少しそわそわしていたのだが、運ばれてきたモノを見たらそんな気持ちはどっかに吹っ飛んでいた。
可愛すぎるって……!!!!
まず目を引くのが驚異の黄色率。オレンジやマンゴーなど特定のフェアではないのにこれだけ同じ色で揃っているのは逆に凄いぞ。
今回はオプションでピカチュウドリンクがついている「アフタヌーンティー ドリンクセット(6500円)」を注文した。
内容はお値段のわりにボリューム控えめな印象。塩気のある食べ物「セイボリー」が3種と、
ピカチュウモチーフがあしらわれたスイーツが6種類、そしてピカチュウロリポップがついて、全部で10種類!
ドリンクセットのドリンクは3種類から選べ、今回は『ピカ★パチ パッションフルーツエード』をチョイス。ピカチュウの技「10まんボルト」をイメージしているだけあって、ドリンクがピカピカ光ってる!
これだけ可愛い世界観ができあがっちゃってると、ピカチュウ好きならば写真を撮らずにはいられない。記事用にもプライベート用にもとにかく写真を撮らなくては! とマイピカチュウと共に1人で撮影会の開始である。
ケーキを眺めてもらうのも良いし……
ロリポップと並ばせてもかわいい! ぬい撮り初心者なのであまり構図の引き出しがなかったが、スイーツ自体がかわいいからどう撮っても映えるのが良いね。
見渡した感じ、ほとんどの席にピカチュウやその他ポケモンのぬいぐるみが置かれていた。なんとなく予想はしてたが、みんな自分のお気に入りポケモンを家から持ってきている模様。ぬいぐるみだけでなく、ポケモンキッズを並べる人や推しのアクスタを飾る人などもいるみたい。
隣のテーブルが1時間近く撮影会をしていたのにはさすがに笑ったが、撮影に夢中になっちゃう人はきっとたくさんいるのだろう。これから行こうと考えている人は、家になにかしらのポケモンがいれば絶対に連れてくるべき! ぬい撮りめちゃくちゃはかどるぞ!
・ピカチュウと美味しい時間を楽しもう!
2時間があっという間に過ぎてしまうほど、大満足のヌン活だったなぁ……。結構良いお値段するし予約もそこそこ争奪戦だったから、おそらくガチファン率が高いのだろう。「本当にピカチュウが好き!」って人が集まってるのが肌で感じられて、その空間にいられることが何より幸せに感じたな。
そして、料理とスイーツも申し分ない美味しさ。バラエティに富んだ味わいだし、ちょっとした工夫でピカチュウというポケモンの特性をうまく表現していたように思う。見た目全振りのコラボカフェとは一線を画したクオリティだった。
『ピカチュウ アフタヌーンティー』は、東京2会場のほか名古屋でもおこなわれるのだが、今現在、どこも人気すぎてほとんど予約枠の空きが無い状況が続いている。
ただ、まだ辛うじてチャンスは残っていて、2023年5月31日11時頃より「グラマシーハウス」での6月4週目以降枠の予約が解放予定だ。今後追加開催が決まる可能性も考えられるが、現在わかっている限りではこれがラストチャンスかも……!
おそらく争奪戦になると思うので、狙う人は気合いを入れて挑むのが良いだろう。運よく枠が取れた際は、料理とともにその空間を楽しみつくすためにも、是非お気に入りのポケモンを連れて行ってあげてね!
参考リンク:PRTIMES、ザ ストリングス表参道
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.