日本には昔から「正直者が馬鹿を見る」という慣用句が存在する。その意味は「悪賢い者がずるく立ち回って得をするのに反し、正直な者はかえってひどい目にあう」というものであるが、果たして本当にそうなのだろうか? 少なくともガストの店員さんは「正直者で最高」であった。
さて、お店の人に「自腹でも食べるくらいオススメのメニュー」を教えてもらうシリーズ『店員さんの自腹レコメンド』の第8回には「ガスト」が登場だ。ぶっちゃけた話、オススメのメニューを聞いたときには「え?」と思った。……のだが、結果的には「最高だった」と言わざるを得ない。
・店員さんに聞いてみよう
まずは本企画の概要をを説明しておこう。『店員さんの自腹レコメンド』はその店で働く店員さんに「自腹でも注文するくらいオススメのメニュー」を教えてもらうガチ企画である。許可取り等はしていないため、全ては店員さん次第の行き当たりばったりの企画と言えよう。
今回訪れたのは日本最大級のファミリーレストラン、ガスト。最近では多くの店舗にタッチパネルが採用されているガストだが、今回も慎重に店員さんを見定めた。なぜか若い男性店員さんばかりの店舗であったが、対応してくれたのはまだあどけなさの残る20代の男性店員さんだ。
「自分が食べるヤツですか?」と戸惑いながらも、なんとか対応してくれた若い店員さん。同行した亀沢がその後「可愛かったね~」「若いっていいよね~」「ガストを見直したよね~」とべた褒めしていたことを記述しておく。それでは以下で店員さんが自腹でも食べるくらいオススメのメニューをどうぞ。
・たっぷりマヨコーンピザ(700円)
当初は正直に申し上げて「マヨコーンピザ?」と思った。まあピザはイイとしても「普通ならマルゲリータじゃねえの?」と。だがしかし、食べてみたらビックリ仰天! ガストのマヨコーンピザは「ウソでしょ?」というほどウマかったのである。
ムチムチとした食感の生地も良ければ、コーンの甘さとマヨネーズのコクと酸味が超絶妙! 適切な言い方ではないかもしれないが、コンビニの「マヨネーズコーンパン」の究極進化系がガストの「マヨコーンピザ」である。ガチでウマい、今後ガストでは100パー頼むくらいウマかった。
・チーズ IN ハンバーグ(850円)
マヨコーンピザに続き、さほど迷わずに教えてくれたのが「チーズ IN ハンバーグ」だ。流石にガストの看板メニューだけあって、そのお味は安定感抜群! ガストでメニューに迷ったら「とりあえずチーズ IN ハンバーグ」で間違いはあるまい。
・ねばとろサラダうどん(900円)
「もう1品お願いいたします!」と頼んだところ教えてくれたのは「ねばとろサラダうどん」だったのだが、後々になって「正直、マヨコーンピザとチーズ IN ハンバーグしか食べてないです」との告白が。企画の趣旨とはややズレてしまったものの「ねばとろサラダうどん」も確実に美味しかったことはお伝えしておく。
・チーズ IN ハンバーグ人気盛り(1150円)
別の店員さん(同じく20代男性)のオススメメニューがこちら。というか、やっぱりチーズ IN ハンバーグは強いな! 通常のチーズ IN ハンバーグに「から揚げ・ソーセージ・目玉焼き」が追加されたらそりゃ最高に決まってる!! お腹も心も満たされるガストの究極メニューと言っていいハズだ。
・マヨコーンピザ最高すぎ
「チーズ IN ハンバーグ」も「ねばとろサラダうどん」も美味しかったが、今回はやはり「たっぷりマヨコーンピザ」に感動した。「なんでマヨコーンピザなの?」と聞いてみたら「初めて食べたとき美味しいと思ったからです」と言っていたが、それも頷けるほど「たっぷりマヨコーンピザ」は激ウマである。
大げさに言うならば「最終的にガストはマヨコーンピザ屋になってもやっていける」と感じたほど、そのウマさは圧倒的。バカにしてる人ほど1度食べてみてくれ……! 俺もバカにしてたけど笑っちゃうくらい美味しいんだ……!!
というわけで『店員さんの自腹レコメンド ガスト編』は、正直すぎる店員さんのおかげで超有能メニューを発見した回となった。とにかくガストはマヨコーンピザ、なにはともあれマヨコーンピザとご記憶いただきたい。