iPhoneの新モデルを先代のモデルと比べたときの評価について、iPhone 14シリーズは過去10年に発売されたどのiPhoneよりもユーザーにとって「期待外れ」だったことが、ユーザーレビューの分析により判明した。
これは新製品レビューサイト「PerfectRec」の調査で判明したもの。それによると2014年のiPhone 6以降、iPhoneの新モデルに対する星5つのレビューの割合は毎年増加していたが、2022年に大幅な減少に転じたという。具体的には、2021年のiPhone 13では5つ星を与えたユーザーが80%に達していたのに対し、2022年のiPhone 14は72%へと減少した。調査が開始された2010年以降では、iPhone 5が先代のiPhone 4よりも評価が下がったことがあるが、69%から65%への変化だったのに対して、今回は約5年分の上げ幅を一気に失うほどの激減ぶりが目立つ。また、同じiPhone 14シリーズのiPhone 14 ProおよびiPhone 14 Pro Maxについても同様に5つ星の割合が大きく下がっている。この結果についてPerfectRecは、新モデルにおける改善点がユーザーの期待していた水準に及ばなかったことで、星5つほどの満点評価に至らないケースが多かったという、つまり「期待外れ」だったためと手厳しく総括している。