チャットボットAIを使って戦場に指示を出す「戦争AI」の開発が進んでいる

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PayPal創業者のピーター・ティール氏が設立したビッグデータ分析企業のPalantirが、GPT-4のような大規模言語モデルをプライベートネットワーク上で実行するためのソフトウェア「Palantir Artificial Intelligence Platform(AIP)」を発表しました。Palantirは紹介映像の中で「軍隊がAIを使う方法」について説明しています。

Palantir AIP | Defense and Military – YouTube
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Palantir Demos AI to Fight Wars But Says It Will Be Totally Ethical Don’t Worry About It
https://www.vice.com/en/article/qjvb4x/palantir-demos-ai-to-fight-wars-but-says-it-will-be-totally-ethical-dont-worry-about-it

Palantirのシナリオは、東ヨーロッパ内の活動を監視する軍事オペレーターが、友軍の近くに敵が集結しているという警告をAIPから受け取るところから始まっています。警告を受け取ったオペレーターはチャットボットに詳細を見せるよう求め、詳しい情報を得たあと、敵のユニットが何であるかを推測するようAIに依頼します。


敵のユニットを把握したオペレーターは、AIを活用して自軍のユニットを効率的に編成。次に敵を狙うための行動指針をAIに生成してもらい、その指針を自動的に自軍に送信するとのこと。


ドローンを使用して写真を撮ったり、自軍の武器所有状況を全員に共有したりするなどの情報伝達行為はすべてAIで代用可能だそうで、人間はチャットボットに何をすべきか尋ね、その行動を承認する以上のことをする必要がなくなるとのことです。


生成AIを活用した戦争が現実味を帯びている中、海外メディアのViceは、生成AIが常に正しい答えを出すわけではないという点を危惧しています。

Palantirは軍専用のAIや大規模言語モデルを販売しているわけではなく、既存のシステムを一括管理できるようにしているだけで、実際に人間の指示を受けて結果を出力するのはFLAN-T5 XLやGPT-NeoX-20Bなどの既存のモデルになります。しかし、こうしたAIは物事をでっち上げたり、あやふやな答えを返したりすることがあります。

Palantirは、こうした問題を改善するために、AIの機密データとリアルタイムデータの両方を解析することができるようになると主張しています。Palantirによると、AIPを使用するオペレーターが行動を起こすと、AIPが記録を作成し、AIPが使う大規模言語モデルやAIが何をしているのかを把握できるようになるとのこと。

Palantirは「我が社のプラットフォームは合法的かつ倫理的な方法でAIを軍部に統合します」と語りました。

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