中居正広&香取慎吾の共演なぜ6年かかった? 識者が指摘する「二の足を踏んでいたメディア」と「状況の変化」

J-CASTニュース

   2023年4月30日に始まった「まつもtoなかい」(フジテレビ系)で番組MCを務める中居正広さん(50)が、この日のゲストとして登場した同じ元「SMAP」の香取慎吾さん(46)と6年ぶりにテレビで共演した。前回は17年4月22日に放送された「SmaStation!!」(テレビ朝日系=放送終了)。今回の放送に対しては、2人が再び共演するまで6年の歳月を要したことに疑問の声も上がった。J-CASTニュースは識者に意見を求めた。

   「メディア側が「『機が熟した』と考えた可能性はあります」

「中居と香取がこんな風に共演するのに6年もかかっただなんてね…」
「ドキドキしながら見てたよ。見ながら何故か涙拭いてた笑 なんで6年もかかったんだろね」
「やっぱり歌ってる慎吾ちゃんには、華があったし、見つめる中居くんも愛があって、なんで6年も見られなかったんだろうって思う」

   「まつもtoなかい」で中居さんと香取さんが並ぶ姿に、ツイッターではこんな声があがっていた。

   トーク中には中居さんが自身の休養に言及する場面があった。中居さんは22年10月に休養に入り、11月には再度休養宣言。計約4カ月にわたって芸能活動を休んでいたが、休養中に香取さんから毎日連絡が来るようになったと明かしていた。となれば、中居さんの休養が共演の大きなきっかけとなったと考えるべきなのだろうか。元テレビ局プロデューサーで現在はメディアエンターテインメントを研究する同志社女子大学の影山貴彦教授に意見を聞いた。

   影山氏は、中居さんの休養は2人にとって、共演するか否かについてはさして重要なきっかけではなかったとみているという。トーク中、中居さんとともにMCを務める「ダウンタウン」松本人志さんは香取さんに対し、「すごく、きっかけを探してたみたいなところもあるのかな?」と問いかけていたが、これに対し、香取さんは「体調崩す前にもちょくちょく連絡はくれてたりもしてて」と話していたことに注目すべきだという。

「連絡が途絶えていなかったところからして、2人の絆はSMAP解散後も揺るがなかったのではないでしょうか。それよりも、前回、2人が解散後に共演した『SmaStation!!』から6年も、ましてや、解散直前の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の最終回から数えればより長い時間がたってしまったのは、やはり、メディアが元SMAPのメンバー同士を引き合わせて番組を制作することに二の足を踏んでいたように感じられます。最近ではジャニーズ事務所にとって耳が痛い報道が相次ぐなど状況が大きく変化していく中で、メディアの側が、元SMAPのメンバー同士が出演する番組を制作する『機が熟した』と考えた可能性はあります」

  • 中居正広さんと香取慎吾さん

    中居正広さんと香取慎吾さん

  • 中居正広さんと香取慎吾さん

「お2人の信頼関係はとびきり大きいと考えて良いでしょう」

   当該のトークの直後には、香取さんが中居さんから届く連絡を「ウザかったんですよね」と感じることもあったと語ったが、影山氏はここについても、「2人そろって6年ぶりのテレビカメラの前で『ウザかった』などと言えてしまう以上、お2人の信頼関係はとびきり大きいと考えて良いでしょう」と、この表現にも2人の絆が垣間見えると指摘する。

「もちろん、『毎日連絡が来るようになった』という点に中居さんが驚いたところからして、それ以前は確かにそれほど多くの連絡は取り合わなかったということになるでしょう。ただ、私は長年テレビ番組の制作の現場にいましたので申しますが、ファンや視聴者はテレビ番組で楽しげに出演するSMAPの姿しかご覧になれませんので、どうしても5人の間柄は『仲良しこよし』的なものであるという幻想を抱きがちなんですが、それと、『仕事上での信頼』というのは別なんです。この6年間、2人は連絡の多さには現れない強い絆で結ばれていたと言えば良いのではないでしょうか」

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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