株式会社マネーフォワードは、請求書システム「マネーフォワード クラウドインボイス」において、請求書を中心とした取引関連帳票の「送付機能(送付プラン)」を提供開始した。4月24日より一部の機能を提供しており、5月末日に正式リリース予定。
「マネーフォワード クラウドインボイス」は中堅/エンタープライズ企業向けの請求書システム。これまで提供していた請求書の受領機能に加え、送付機能にまでサービスを拡張した。
「送付機能(送付プラン)」では、請求情報のCSVや請求書のPDFのデータなどの取引関連帳票をアップロードすると、取引先ごとに自動で振り分けられ、ワンクリックで各取引先に応じた方法で送付できる。送付方法は、送付先ごとにウェブ・郵送・メールが設定可能。また、FAXにも2023年中に対応予定だ。
請求情報のCSVをもとに、インボイス制度に対応した請求書フォーマットへ変換することも可能。デジタル化した請求書などの書類を送受信するための国際規格「Peppol」など、今後、業務上必要なあらゆる送付方法に対応していくとしている。
今回の機能拡張により、請求書の受領における「受領機能(受領プラン)」と、請求書などの取引関連帳票の送付における「送付機能(送付プラン)」のどちらかを選択して利用したり、両方を合わせて利用することが可能になる。
なお、「受領機能(受領プラン)」では、メール添付や郵送などあらゆる形式の請求書を一括受領し、オンラインで一元管理できる。AI-OCRとオペレーターによる補正で正確なデータ化が可能だという。また、電子帳簿保存法の「電子取引要件」「スキャナ保存要件」に沿った保存にも対応。さらに6月には、適格請求書発行事業者の登録番号の確認ができる機能も追加する予定となっており、インボイス制度における仕入税額控除対象かどうかの識別が可能になる。