世界で最も薄いノートブック、MacBook Air。僕はこのノートブックの発売を首を長くして待っていた。というのも、いつも持ち歩いているMacのノートブックは二世代前くらいの代物で、とにかく重いのだ。3キロ以上もある。リュックに詰めて背負ってはいるが、このままアレを背負い続けていたらきっと体を壊してしまう。だから、ずっと待っていたのだ。軽くてスマートなMacのノートブックを。そして、発売と同時にMacBook Airを購入した。実に快適だ。
大事に使っていきたいのだが、MacBook Airにしっくりくるケースが見当たらない。探しているうちに傷をつけてしまうかもしれない。そうなったら大変なので、ケースを自作する事にした。
※2008年2月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
まずは薄さ自慢を
MacBook AirのテレビCMはご存知だろうか? 書類入れの中に入ったMacBook Airを取出してみせる、あのCMだ。書類入れに入ってしまうほどの薄さ、本当だろうか。実際に僕のMacBook Airで試してみた。
CMは本当だった。A4サイズの書類入れの中にすっぽり入る。本当に薄い。しかし、上の写真のように片手で持つとちょっとプルプルくる。いくら薄くても重さは1キロ以上あるのだ。仕方ない。だからと言ってMacBook Airを買った事を後悔なんてしていない。両手で持つようにすれば何の問題もないのだ。
そして、わざわざ写真を3枚も使った事には意味がある。ただ自慢がしたかった訳ではない。今回自作するケースをCMと同じように書類入れ型にしたいのだ。そのまま書類入れを専用ケースとして使ってもいいのだが、素材が紙なのでケースとしては不安である。もっと強度のある生地で書類入れを作り、それをMacBook Airの専用ケースとしたい。
生地を求めてユザワヤへ
紙の代わりに使う生地として、僕は「革」を選んだ。理由は、お洒落だからだ。革製の書類入れなんてハイカラな感じがするし、その中にMacBook Airが入っていたら相当ヤバイ。この場合の「ヤバイ」はいい意味でのヤバイなので、早く作らないといけない。
はやる気持ちに任せて、ユザワヤへ向かった。生地と言えばユザワヤさんだ。
革の厚さと色を吟味しつつ、書類入れっぽいものを選ぶ。
書類入れを作るのに十分なサイズの革を揃えるには、端切れロールが2本ほど必要なようであった。2本で12000円。高い。一瞬、革をやめて布にしようかとも思ったが、大事なMacBook Airを守るためである。革を買う事にした。
端切れ2本、12000円分の革を持ち帰り、事務所で作業に入る。
まずはイラストレーターで型紙のデータを作って出力。出力された型紙を革に乗せ、その通りに革を裁断していく。
ユザワヤのレザークラフトコーナーには革加工用の道具が色々売られていた。もしかしたらそのような道具を使うべきなのかもしれない。でも、僕は普通のカッターとハサミを使用した。革の端切れロールで12000円もしたのだ。道具を揃える予算はない。