岸田首相ウクライナ行き列車に「うまい棒」段ボール映り込む SNS注目、メーカーと外務省に聞いた

J-CASTニュース

   岸田文雄首相がウクライナに向けて移動する際に映り込んだ段ボールが、インターネット上で熱い視線を浴びている。

   岸田氏一行が隣国のポーランドの駅から列車に乗り込む様子を2023年3月21日にNHKと日本テレビが報じた。そこでは物資を積み込む様子も映ったが、物資の段ボールには「うまい棒」の文字。人気スナック菓子が思わぬ場面に登場したことで、同日夜には「うまい棒」と「キーウ到着」がツイッターの「トレンド」入りした。


  • 「うまい棒」の段ボールが映り込んで注目を集めた(写真はイメージ)

メーカーは問い合わせを受けて把握

   段ボール箱のイラストから、運ばれていたのは「やきとり味」の箱だとみられる。比較的メジャーなコーンポタージュ味やめんたい味ではない味を選んだセンスに感心する声も出た。

   取材に応じた販売元の「やおきん」によると、同社が支援物資として「うまい棒」をウクライナに送ったり、外務省から「うまい棒」の発注を受けたりした事実はない。「うまい棒」の段ボールが映っていたことも、問い合わせを受けて把握したという。

   「うまい棒」を運んだのではなく、移動に必要な物資を「うまい棒」の段ボールに入れて運んだ可能性もある。「うまい棒」の段ボールは耐久性が高いとの評判もあり、その点で重宝されたとの見方もある。

   やおきんでは「パフ状の製品なので、輸送中に壊れにくいような強度を設定している」と説明しており、一般的な段ボールと比べて耐久性が高いかどうかは、必ずしも明らかではない。

   取材に応じた外務省の中・東欧課によると「たまさか置いてあった段ボールを使っただけです」。特段、「うまい棒」だから選ばれた、というわけではないようだ。

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