LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社は、薄型軽量ノート「LG gram」シリーズの2023年モデルを発表した。シリーズ初の有機ELディスプレイ搭載製品となる「LG gram Style」も新たに登場する。
LG gram Style
LG gram Styleは、シリーズ初となる有機ELディスプレイを採用したノートPC。14型と16型の2サイズ展開で、ともに4月上旬の発売を予定。価格は前者が29万円前後(Office非搭載)または31万円前後(Office搭載)、後者が32万円前後(Office非搭載)の見込み。
液晶よりも豊かな映像表現を可能にする有機ELディスプレイを搭載。DCI-P3 100%をカバーし、DisplayHDR True Black 500認証も取得しており、0.2msの高速応答なども特徴としている。
筐体カラーは新たにオーロラホワイトを採用。光の角度で色合いが変わる加工を施しており、さらにCorning Gorilla Glassをマットコーティングすることで、高級感のある外観に仕上げた。タッチパッド部はフラットで、使用時にライトが点灯することで浮き上がるような仕様とした。
ロングバッテリライフのほか、フルHD対応のWebカメラ、離席時の自動ロックや覗き見を防ぐ機能などを提供するLG Glance by Mirametrixなども用意。電源アダプタも約116gの軽量設計とした。
14型ではOffice非搭載の「14Z90RS-KA74J」とOffice搭載の「14Z90RS-KA74J1」の2モデルを用意。主な仕様は共通で、Core i7-1360P、16GB LPDDR5メモリ、512GB SSD(PCIe 4.0 x4接続)、14型2,880×1,800ドット/90Hz対応有機EL、Windows 11 Homeなどを装備する。
本体サイズは311.6×213.9×15.9mm、重量は約999g。
16型ではOffice非搭載の「16Z90RS-KA76J」のみを用意。主な仕様は、Core i7-1360P、16GB LPDDR5メモリ、1TB SSD(PCIe 4.0 x4接続)、16型3,200×2,000ドット/120Hz対応有機EL、Windows 11 Homeなどを装備する。
本体サイズは355.1×241.3×15.9mm、重量は約1,250g。
共通のインターフェイスとして、Thunderbolt 4×2、USB 3.1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1、フルHD Webカメラ、microSDカードスロット、音声入出力などを備える。
LG gram
LG gramでは、14型、16型、17型の3サイズで新モデルを投入。このうち17型モデルでは、CPU内蔵GPU(iGPU)のみのモデルに加え、ディスクリートGPU(dGPU)にGeForce RTX 3050 Laptopを内蔵するモデルも用意する。
CPUを第13世代Coreへと刷新し、さらなる性能向上を図った。筐体には軽量かつ頑丈なマグネシウム合金を採用し、高い耐久性を確保した。米国国防総省が定めるMIL-STD-810H準拠の試験においても7項目をクリアしている。
ディスプレイは縦横比16:10のIPS液晶を搭載。屋外でも見やすい非光沢仕様とした。また、カーボンナノチューブを用いた高密度バッテリにより、軽さと長時間のバッテリ駆動を両立している。そのほか、Thunderbolt 4×2、USB 3.1、HDMI、microSDカードスロットといった各種インターフェイスも備える。
主な仕様は14型の場合、Core i5-1340P/i7-1360P、8GB/16GB LPDDR4Xメモリ、512GB/1TB SSD(PCIe 4.0 x4接続)、14型1,920×1,200ドット液晶、Windows 11 Homeなどを搭載。3月下旬発売予定で、実売予想価格は23万円から。
16型の場合、Core i7-1360P、16GB LPDDR4Xメモリ、1TB SSD(PCIe 4.0 x4接続)、16型2,560×1,600ドット液晶、Windows 11 Homeなどを搭載。4月上旬発売予定で、実売予想価格は30万円前後の見込み。
17型の場合、Core i7-1360P、16GBメモリ(iGPUモデルはLPDDR4X、dGPUモデルはLPDDR5)、1TB SSD(PCIe 4.0 x4接続)、17型2,560×1,600ドット液晶、Windows 11 Homeなどを搭載。発売時期と実売予想価格は、iGPUモデルが3月下旬/31万円前後、dGPUモデルが4月上旬/36万円前後の見込み。
ビジネス向けにWindows 11 Pro搭載モデルも
そのほかビジネス向けモデルとして、LG gramからOSをWindwos 11 Proに強化した製品も投入。14型と17型の2サイズ展開で、どちらも3月下旬の発売を予定。実売予想価格はそれぞれ20万円前後、23万円前後の見込み。
主な仕様は14型の場合、Core i5-1340P、16GB LPDDR4Xメモリ、512GB SSD(PCIe 4.0 x4接続)、14型1,920×1,200ドット液晶、Windows 11 Proなどを搭載。
17型の場合、Core i5-1340P、16GB LPDDR4Xメモリ、512GB SSD(PCIe 4.0 x4接続)、14型2,560×1,600ドット液晶、Windows 11 Proなどを搭載する。
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