ティーピーリンクジャパン株式会社(TP-Link)は、Wi-Fi 7対応ルーターを今夏より国内向けに発売すると発表した。価格は「Archer BE900」が8万9,800円、メッシュ対応の「Deco BE85」が7万9,800円(2個入りパックは14万8,800円)。
同日開催された新製品発表会ではこれに加え、ロボット掃除機も3月より順次投入することを明らかにした。本稿では、Wi-Fi 7対応製品を中心に同会の模様や実機写真などをお届けする。
家中どこでもマルチギガを実現。メッシュ対応「Deco BE85」
また、Wi-Fi 7とメッシュネットワークに対応した「Deco」シリーズも登場。最上位となる「Deco BE85」は、WAN/LAN両対応の10Gigabit Ethernetを2基(うち1基はSFP+/RJ45のコンボ)を搭載し、10Gbps有線バックホール接続も行なえる。
12ストリームのトライバンドで最大22Gbpsの通信速度を実現。2階建ての建物を想定した同社の実験では、ワイヤレスバックホールの場合でも、家の中のほとんどのエリアで5Gbps以上での通信が行なえたという。
Decoシリーズではこれに加え、最大17Gbps/トライバンドで10GbE+2.5GbE×3搭載の「Deco BE75」、最大11Gbps/トライバンドで2.5GbE×4搭載の「Deco BE65」も投入する。
Wi-Fi 7対応中継器やロボット掃除機も登場
また、Wi-Fi 7中継器として、トライバンドの「RE550BE」、デュアルバンドでコンセント直差しタイプの「RE235BE」をラインナップ。法人向けアクセスポイントの「Odama Pro AP9778」や「Omada EAP770」を展開する。
新たに参入するロボット掃除機では、LiDARとジャイロセンサーを搭載し、水拭きにも対応する「Tapo RV30」シリーズや下位モデルとなる「Tapo RV10」シリーズを発表。前者は3月30日、後者は4月20日より販売を開始する。掃除機本体と自動ゴミ収集機がセットになった「Tapo RV30 Plus」の場合、実売予想価格は7万6,780円前後の見込み。
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