俳優の遠藤憲一さんが、2023年2月26日に放送された「日曜日の初耳学」(MBS・TBS系)にゲストで出演し、放送中のドラマで共演する俳優・広瀬すずさんの印象を明かした。
「ものすごくやっていて刺激になる」
遠藤さんは、高校中退後アルバイトを転々としながら、難関として知られる劇団「無名塾」(仲代達矢さん主宰)に合格。舞台俳優として華々しいキャリアをスタートさせるも、昔からの「辞め癖」によってわずか10日で脱退した。その後、強面を武器に任侠作品に次々と出演していくなか、2010年のNHK連続テレビ小説「てっぱん」での父親役をきっかけにコメディ作品などにも活躍の幅を広げている。
そうした経歴が語られるなか、現在ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(TBS系)で共演中の広瀬さんの話題に。遠藤さんは、広瀬さん演じる田舎出身の23歳・空豆が働く有名ブランドのデザイナー役を担当している。
遠藤さんは広瀬さんについて、「この子はねえ、すごいですね」「セリフを覚えるのも速いんですけど、自分の中で血肉にさせていく速度が速いっていうか、天才、ある種」と絶賛。広瀬さんがこれまで映画作品に多数出演していることを挙げ、「映画監督って物凄くこだわる人が多いので、結構そこで鍛えられてきたなってことが分かる。直感的に演じているように見えて、感情の変化があるところは自分の中で練り上げて、言葉のテンションを変えてきたりとか」と具体的に凄みを熱弁する。
年齢も芸歴も遠藤さんのほうがベテランだが、「ものすごくやっていて刺激になる女優です」とする一方で、「そして親父ギャグにものすごく付き合ってくれます」と広瀬さんの親しみやすい一面も明かした。