2023年2月14日頃からヨーロッパ全土でテスラアプリ上に「503サーバーメンテナンス」というエラーメッセージが表示され、家庭用蓄電池のPowerwallへの接続や、公共の充電施設で自動車の充電が行えないなどの障害が発生しています。
Tesla goes down across Europe leaving some drivers unable to charge cars | Metro News
https://metro.co.uk/2023/02/14/tesla-goes-down-across-europe-leaving-some-drivers-unable-to-charge-cars-18282364/
Tesla goes down across Europe leaving some drivers unable to charge cars | Hacker News
https://news.ycombinator.com/item?id=34797488
503エラーとは、サーバーにアクセスできずサービスが利用不可能になることを示すものです。テスラアプリで発生した問題は、まずアメリカのテスラユーザーで確認され、その後ヨーロッパ全土に広がったとのこと。
⚠️ As of twenty minutes ago, Tesla’s infrastructure is experiencing unexpected downtime. This is impacting the official Tesla mobile app and all third-party services, such as Teslascope.
Thank you to @kemmey of @WatchForTesla for initially bringing this to our attention! pic.twitter.com/mL7Zdnbk6p
— Teslascope (@teslascope)
ソーシャルサイトのHacker Newsであるユーザーが「テスラの障害によって、テスラ車の所有者が自宅で車を充電できないのはなぜですか?テスラ車は充電するためにインターネットへのアクセスが必要なのですか?」と質問したところ、「障害が発生している場合、テスラ車は自宅での充電は可能ですが、テスラのスーパーチャージャーでは充電ができません」と回答されています。その理由は「インターネットへのアクセスは充電のためではなく、スーパーチャージャーの使用料金の取引を行うために必要です」とのこと。
2021年11月にもテスラ車はサーバーエラーによる障害が発生しています。その際には500エラーによって、iPhoneアプリ経由で車の解錠が不可能になり、車からの締め出しを食らったユーザーが続出したことが報じられています。
テスラ車がサーバーエラーで開錠不可能に、締め出しを食らう人が続出 – GIGAZINE
テスラユーザーのフォーラム「Tesla Motors Club」でも同様の報告がヨーロッパ全土で報告されており、多くのユーザーが「503エラーが表示されます」と述べています。
なお、サーバーエラーの原因や具体的な回復時期は不明であり、多くのユーザーがテスラや、テスラのCEOであるイーロン・マスク氏にコメントを求めていますが、記事作成時点では一切の発表はありません。
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