どの名場面を再現しよう。
先日公開された金の指輪が出てくる動画にチラッと写っていましたが、映画『ロード・オブ・ザ・リング』のLEGOコレクションモデルがついに登場しました。計6167個のピースを使って見事に再現された、美しきリベンデル(裂け谷)のセットです。
LEGOは以前にも『ロード・オブ・ザ・リング(LOTR)』のセットやミニフィグのコレクションを発売したことがあります。しかし過去のラインナップは今日の基準からするとかなりささやかで、ピース数は一番多くてヘルム峡谷の戦いを再現したセットが1300超、当時も商品化されたエルロンドの会議はたった243ピースでした。
時を経てブロック数だけでなく、ディテールやリアルさでも進化した本作の細部を見てみましょう。
LOTRのLEGOセットとしては最大級
LEGOが計7541ピースの『究極のコレクターシリーズ スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン』を初披露した時には驚きましたが、それよりも1400ピースほど少ないのが『アイコン ロード・オブ・ザ・リング™:リベンデル』です。6785ピースの『究極のコレクターシリーズ スター・ウォーズ AT-AT』からは600ピースほど少ないと言えば、ボリューム感が伝わるでしょうか。完全に組み上がった時の寸法は幅75cm、エルフ戦士の像で飾られた塔の天辺までの高さが39cm、奥行きは50cm。3つのセクションに分割できるので飾り方を変えたり、持ち運んだりしやすいという点も。
うまい具合にデフォルメされたミニフィグたち
LEGOの版権モノの多くは、ミニフィグだけのためにゲットする価値があります。『ロード・オブ・ザ・リング™:リベンデル』に付属するのはガンダルフ、フロド、ビルボ・バギンズ、サムワイズ、メリー、ピピン、レゴラス、ギムリ、ボロミア、アラゴルン、エルロンド、アルウェンなど計15体。
エルロンドの会議
指輪の仲間が結成されて滅びの山への旅の計画がまとまった場所は、一つの指輪が置かれた台座やそれを半円形に囲む椅子など細かいところまで丁寧に再現されていますね。
ホビットの再会
指輪の幽鬼に襲われ、アルウェンに裂け谷へ運び込まれたフロド。そこでビルボと再会を果たすのですが、ビルボのミニフィグはリバーシブル仕様なので彼が一つの指輪を目にした時の恐ろしい表情も込みで再現できます。
斬新かつ巧みなブロックの組み合わせ方
リベンデルのデザインを担当したのは、LEGOデザインマスターのMike Psaiki氏。窓に使われるような透明パーツを滝に転用するなど、自由度の高い発想でもって本来の用途とは異なるブロックの使い方がチラホラ見られます。構造の特徴を表現する組み方に、こだわりが感じられますね。
ナルシルの剣
アラゴルンとボロミアが出会ったシーンの、ナルシルの剣と女神像も再現されています。ミニフィグ版のボロミアは指先を切ってしまう前のようなので、再現するなら赤い油性マーカーが必要かも。
武器をそろえるならココ
平穏なリベンデルですが、エルフたちの武具の評判は高く、セットには各キャラクターの武器類だけでなく、オークやゴブリンを倒す刀剣を作るための鍛冶場も付属します。
単調な作業で作るカラフルな屋根
長い工程のビルドの最中に、進捗を妨げるような何度も繰り返さなくてはならない手順に出くわすなんて最悪です。リベンデルの館の屋根も1×1のタイルを一つひとつ取り付けていくのでそういう作業に違いありませんが、労力を費やすだけの値打ちがある仕上がりかと。
グルっと回ってもらって全体像を把握
製品画像が何枚もリリースされましたが、芸が細かいので見どころはまだたくさんあります。この大掛かりなコレクションのために場所を用意しようか迷っている方は、こちらの360度GIFで全体のレイアウトを見てください。
価格と発売日
『ロード・オブ・ザ・リング™:リベンデル』は、3月8日の発売で価格は500ドル(日本価格62,980円)ですが、VIP先行アクセスは3月5日~7日でギフトとしてフロドとゴラムのブリックヘッズがつくそうです。