「ChatGPT」開発のOpenAIによる投資も受けたことのある、AIでユーザーの声をチェックする言語学習プラットフォーム「Speak」を無料の範囲で試してみました。
SpeakはiOS版とAndroid版がありますが、今回はiOS版を使用します。
アプリを開いたら「ログインしてください」をタップ。
「今すぐ登録」をタップ。
「Eメールアドレスで続ける」をタップします。
そして「名前」「Eメール」「パスワード」を入力し、「会員登録」をタップしたらサービスを利用できるようになります。
ホーム画面はこんな感じ。「ここから始める」と書かれた部分をタップしてみます。
すぐにマイクへのアクセス権を求められるので今回は「OK」をタップ。
すると「Meg」との通話スタイルのレッスンが始まります。通話といってもリアルタイムの会話ではなく、録音された音声。流ちょうな英語・日本語で「How’s it going?」「よろしくお願いします」などと語りかけられます。
Megは基本的に英語や日本語を織り交ぜてしゃべり続け、時折こちらに質問をしてきます。今回のレッスンはあいさつなどの基本的な会話が中心なので、質問内容は「まずあいさつからいきますね。Hi!I’m Meg.What’s your name?」といったもの。質問されるとこちらが答える番となるため、マイクに向かって「Hello」などと語りかけます。
この回答を聞いたMegは、回答内容によって次に話す内容を変えてきます。正しく回答した場合は「Good!」、言葉に詰まるなどした場合は「これは日本語で○○という意味です」「英語で○○と言ってみてください」などと懇切丁寧に教えてくれます。
初回のレッスンは最長でおよそ20分。レッスン後には会話表現を振り返ることができます。
模範的な発音を聞くことができるのはもちろん、自分の発音が正しいかどうかもチェックしてもらうことができます。
マイクに向かって英単語の発音を行うと、Speakは「どのように聞こえたか」をチェックしてユーザーに示します。正しい発音ができなかった場合は成功するまで何度も練習可能。
英語の発音を試行錯誤しながら身につけることができます。
「新しい人と出会った」「ハンバーガー屋で注文をする」などのシーンを想定してAIと英語で会話する、といった応用的なレッスンもあります。自分の回答によってSpeakの応答も変わっていくので、ヒントも使いながら状況に合った会話を続けていく必要あり。レッスンの最後には自分の回答が適切かどうだったか、AI講師によるフィードバックも受けることができます。
語学学習というと本物の人間との対話を行うという場合が多く、人間相手との会話にどうしても抵抗感を覚えるという人も少なくないはず。「Speak」は自分の発音や言葉選びを人間ではなくAIが採点してくれるというものなので、対人関係を気にせず自分のペースで学習することができます。「人間が相手ではない」という気楽さを求める人の需要にマッチするアプリなのではないかという印象でした。
なお、「Speak」は基本的には有料アプリで、無料で使えるのは会話式のレッスン1回、応用的なレッスン1回、その他ビデオレッスンの一部となっています。サブスクリプションに登録すると、全機能が無料で7日間使える「無料トライアル」が始まり、無料期間終了後、解約しなかった場合は有料プランに移行します。記事作成時点でプレミアムプランが年間1万2800円で購入可能でした。
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