コクヨが「在宅百貨」オープン、在宅ワークに役立つ情報を掲載するウェブメディア 

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 コクヨ株式会社は、在宅ワークに役立つ情報を掲載するウェブメディア「在宅百貨」を開設した。「在宅を冒険するメディア」をコンセプトに、在宅ワーカー向けの商品や働き方についての情報はもとより、睡眠前のストレッチなど生活に関わることも紹介していく。

 在宅ワーカーの先駆者へのインタビュー「在宅冒険家」、在宅ワーク中の服装やオンラインコミュニケーションにおける気遣いや生活に影響が出るほど長時間仕事をする“ワーカーホリック”を注意喚起する「働き方」といったコンテンツを用意。そのほかにも、座りすぎによる腰痛の対策やストレッチなどを紹介する「暮らし方」、快適な椅子やケーブルの収納方法など、在宅ワークを快適にする商品を紹介する「アイテム」、在宅ワークをテーマにした「マンガ」もある。

在宅ワークの先駆者へのインタビュー。第1回は、株式会社マザーハウス代表取締役兼チーフデザイナーの山口絵理子氏が登場

 コクヨでは、在宅百貨を開設した理由として、在宅ワーカー515人を対象に2021年3月に実施したアンケート調査の結果を挙げている。

 「在宅ワークの環境は、オフィスで仕事をすることと比べてどう感じていますか」という質問では、「会社以上に仕事がはかどる環境である」が9%、「会社よりやや仕事がはかどる環境である」が27%、「会社と比べて仕事がはかどらない環境である」が48%、「会社と比べて全く仕事がはかどらない環境である」が16%だった。在宅ワーカーのうち64%は、自宅よりもオフィスの方が仕事がしやすいと感じていることになる。

「在宅ワークの環境は、オフィスで仕事をすることと比べてどう感じていますか」

 また、「在宅ワークを経験して、趣味や健康維持などの仕事以外の自分時間を増やしたいですか」という質問では、「そう思うようになった」が22.7%、「少しそう思うようになった」が43.9%、「価値観に変化がない」が27.2%、「あまり思わなくなった」が3.9%、「全く思わなくなった」が2.3%だった。

「在宅ワークを経験して、趣味や健康維持などの仕事以外の自分時間を増やしたいですか」

 この結果についてコクヨは、「『時間労働制の限界』『仕事上のコミュニケーション不足』『公私の切り替えができず過剰労働』など、企業側、ワーカー側双方において様々な課題を抱えている」としている。

 このような課題を解決するため、在宅百貨では「在宅ワーカーを勇気づけ、より創造性あふれる働き方を発見するための宿り木的存在となることを目指している」という。

 今後、在宅ワークを実施している企業の事例やノウハウ、アイデア、ツールなども紹介。さらには、オリジナル商品の開発も視野に入れているとしている。

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