客席でライブ用耳栓をしていたところ、「失礼じゃない?」と陰口を言われて悲しかった――。
こんなツイートに、ライブを行ったソロプロジェクト「センチミリメンタル」のミュージシャン、温詞(あつし)さんが反応し、耳栓への理解をツイッターで訴えたことが反響を集めている。
「耳栓とか失礼じゃない?」
きっかけは、温詞さんのファンが2023年2月6日、前日にあったライブツアー東京公演での体験をツイッターで告白したことだった。
このファンは、ライブは素晴らしかったとしながらも、悲しいことがあったと漏らした。それによると、ライブ中はいつも、音楽用耳栓、イヤープラグなどとも呼ばれるライブ用耳栓を着用している。しかし、ライブの帰り際に、「耳栓とか失礼じゃない?」と、自分にも聞こえるように陰口を言われて悲しかったという。
こうした経験を踏まえ、ライブ用耳栓があることを少しでも知ってほしい、理解する人が増えたらと訴える内容だ。
ファンの投稿は、4000件以上「いいね」が付く注目を集め、温詞さんも同日、ツイッターでこの投稿を引用して、こうつづった。
「つらい思いさせてごめんね。ライブハウスは音量が大きいので、人によっては耳に負担がかかり過ぎる場合があります。ので、そういう方は耳栓をしたりして調節することがあります。なのでその行動はアーティストに対して全く失礼ではありません。皆様、ご理解下さい。お願いします」