日本マクドナルドが2023年1月27日、さらっと衝撃的な発表をしていたことをご存じだろうか? なんと、定番サイドメニュー『チキンマックナゲット』の一部原材料を変更するというのである。ふーん……え? 原材料を変更? えっ?
マックは現在、ナゲットの原材料として鶏ムネ肉、鶏モモ肉、鶏皮を使用しているのだが、それが2023年2月より順次、鶏ムネ肉と鶏皮のみを使用したナゲットに変更されるという。つまりナゲットからモモ肉が消えるワケだ。これは事件……かもしれない。
・一部原材料が変更へ
そもそもナゲットに鶏ムネ肉、鶏モモ肉、鶏皮が使用されていたこと自体、知らなかったという人も多いのではないか。そこでまずは改めて『チキンマックナゲット』について簡単に調べてみたい。以下で共有しよう。
日本マクドナルドの公式サイトによると、『チキンマックナゲット』はカットされたムネ肉とモモ肉に、少量の鶏皮と調味料を合わせて作られているそうだ。鶏皮を入れるのはジューシーさと食感を出すためで、それらを粗くミンチして成型、衣をつけてフライにしたものが、我々が食べているナゲットなのである。
ちなみに成型には4種類の型が使われているらしいぞ。つまりナゲットの形はランダムではなく、あらかじめデザインされた4パターンが存在するというワケだな。かれこれ30年以上の付き合いだが、初めて知りました。
今回の原材料変更の理由について、マクドナルドは次のように説明している。
「マクドナルドは100か国以上の国と地域に展開し、世界のあらゆるマーケットに調達網を持つことで、持続的な安定供給体制を構築しております。その中で、日本マクドナルドでは、食材の安全性、おいしさ、価格はもちろんのこと、サステナビリティなどにも配慮し、原材料の調達に関する検討を常に重ねております。
その一環としてこのたび、マクドナルドが定める安全・品質のグローバル基準に合致したもので、一部原材料を変更することとなりました」
──なるほど、よく分からん。まあ理由はさておき、消費者としてもっとも気になるのは「味に変化はあるのか?」という点である。
モモ肉不使用と聞くと、なんとなくパサッとしたヘルシーな味を想像してしまうのだが、正直そんなナゲットは食べたくないぞ。個人的に、ジャンクじゃないマックなんて断固ノーサンキューなのだ。
マックは新ナゲットについて「従来商品と同様の安全性・品質を確保」していると説明しているが、やはりこればかりは実際に食べてみないと分からないだろう。まったく気付かないレベルなのか、言われてみれば少し違うのか、はたまた完全なる別人なのか……。気になるところである。
・2月より順次変更
商品が切り替わるタイミングは店舗の在庫状況によって異なるはずだが、もしかしたら現行のナゲットが食べられるのは明日1月31日が最後かもしれない。今日か明日、ナゲットを食べる人は、万が一の場合に備えてしっかり味わっておくべし。