クリスマスや年越し、新年のカウントダウンなど年末からお正月にかけては様々なイベントがある。そしてその頃は、イルミネーションのシーズンでもある。
神社は神域だし、イルミネーションは避けられる傾向にあると思っていたが、最近はそうでもないらしい。
牛嶋神社のエレクトリカル鳥居(通称)
早速だが、まずはこれを見て頂こう。このお姿、さながらエレクトリカル鳥居……!
頭の中で某テーマパークのパレードの音楽が流れる。だがここは神聖な聖域、神社である。
ここは押上にある牛嶋神社。本殿前の三輪鳥居が特徴的な神社だ。
このライトアップは、東武鉄道が牛嶋神社と墨田区と連携し、浅草から東京スカイツリータウン(押上)までの「あさおしエリア(浅草~押上)」にイルミネーションを設置したもの。
牛嶋神社へのライトアップは今年からはじまった。
境内では竹を使った「竹あかり」装飾や、フルカラー投光器による本社殿への光の演出なども見られる。
このイルミネーションイベント、「伝統と革新が交差するイーストTOKYO光の祭典」は2023年02月15日まで見られるのでスカイツリー近辺にお越しの方はぜひ見てほしい。
実際に光っている状態もむちゃくちゃかわいいので是非見てほしい。
こちらは期間限定だけど、定番化してほしいと願わずにはいられない。
そして今回の鳥居のライトアップは「エレクトリカル鳥居」という感じだが、過去に私は別タイプのライトアップ、言うならば「ゲーミング鳥居」も見ているので併せて紹介する。
武蔵野坐令和神社の「ゲーミング鳥居」(通称)
通称「ゲーミング鳥居」として親しまれている鳥居は、ところざわさくらタウンに鎮座する武蔵野坐令和神社のものだ。
鳥居をくぐるとラッキーカラーに変わる鳥居は、参拝客が占い感覚で楽しめる。
イルミネーション稼働中はフレームが光った後、最後にランダムのキメ色で終わる。これが赤で終わると良いことがあるなんて都市伝説もささやかれているそうだが、これが100年くらいすると、本物の「神社に伝わる言い伝え」となるんだろうな。
武蔵野坐令和神社は令和2年に建立された新しい神社だ。
神社のデザイン監修を行ったのは建築家の隈研吾氏だ。
武蔵野坐令和神社は宗教法人格を持たない邸内社であり、ところざわサクラタウンで行われる事業の安全・繁栄を願い、各事業を有機的に結合させるという役割を持ちながら、施設内においては①<祈りの場>②<憩いの場>③<賑わいの場>としての機能を果たすことを目的に建立された。授与品も「締切守」などここ独自の物も多くて楽しい。
鳥居ライトアップはもともとは複合施設全体で行われている季節イベントの一貫ではじまったもので、神社独自のものではないそうだが現在も点灯は行われているようだ。
光り方が異なるエレクトリカル鳥居とゲーミング鳥居。両方違って、どちらも良い。