カルディの福袋といえば食品福袋が圧倒的に人気だが、実はほかのモノも結構お得度が高い。たとえば、今回紹介する「WINE福BOX」もそうで、何を選んでも損はしない仕様。
価格は3300円なのに5000円以上のワインが1本入っているから、最低でも2000円近く得をする。中には1本5万円のワインもあるので、上手くいけばめちゃくちゃお得! これは試さねばと思ったら……え!?
・高レート化
私は気づいてしまった。今年2023年のWINE福BOXが、ハイリスク・ハイリターン化していることに。調べると、昨年のWINE福BOXの価格は2200円で、最高額のワインは1万9634円だった。
それが今年は先述のようになっているから、WINE福BOXの価格が1.5倍になり、最高額のワインが2.5倍になっているということ。麻雀で言うなら、今まで ”点5“ だったのに急に “点ピン” になったようなものである。
この高レート化、個人的には嫌いじゃない。むしろ大歓迎。よろしい。その勝負、受けて立とう。点ピンの卓で役満をツモ和了(あが)りしたるで〜!
気合が入った私は、ワインの箱を手に持って1つ1つ吟味。店内の貼り紙には「持ってみて!」とあるから、重さをチェックするのはアリらしい。
また、入っているワインのラインナップと確率は、店頭の貼り紙や公式サイトで確認できる。たとえば、もっとも高額な『メゾン・シシェル・シャトーパルメ2014 (赤 / 5万円)』は60本に1本。
2番目にお高い『シャンパーニュ・ポール・グール・ヴィンテージ2012 ブリュット プルミエ・クリュ (白 / 1万円)』も60本に1本。それに対して、もっとも安い『アストリア カリブロ(白 / 5000円)』は60本に8本も入っている。
何が入っているかは当然ながら開けてみるまで分からないわけだが、それこそ盲牌(もうぱい)するかのように、重さでワインを推測。
こ、このワインは……!
……
……
うん、全然わからん。
となっていたとき、そんな私を見かねたのか店員さんが笑顔で話かけてくれた。
店員さん「一般的にスパークリングワインはボトルがやや重いので、箱も重い傾向があるんですよ〜」
──ナイスヒント! まさに、ちょうどスパークリングワインが欲しかったのよ! よし、じゃあ重いヤツは絶対に選ぼう。あと、普通の白と赤も欲しいから、軽いヤツも混ぜつつ……
こうして選んだWINE福BOXが上の3本。合計金額は約1万円。家に持ち帰ったところで、いざ開封の儀である。さてさて、何が入っているのかと思ったら……
おー!
来たーーーーーー!!
いきなりスパークリング! 欲しかったヤツ! 狙い通り!! まぁ、価格的には1番安いワインだけど、それでも5000円だから私の中では十分に高級ワイン。風味とかも好みに合いそう。幸先いいぞ。
お次は……
お、おう。ダブリか。せっかくの機会だから色々な種類を飲みたいと思っていたけど、まぁ合いそうなワインだし良いか。そして最後は……
5500円の赤ワイン。うん、これも良さそう。何より5000円を越えるワインが3本も手に入って1万円なのだから、カルディのWINE福BOXがいかにお得か実感する。
だけど……
やっぱり……
5万円のワイン……
1回でいいから飲んでみたいな……
確率を考えたら1/60か……
そこまで難しいわけでもないような……
……
……
……
〜翌日〜
WINE福BOX、アゲイン!
やってしまった。5万円の夢を見てしまった。「行動しなければ変わらない」という言葉を都合よく解釈してしまった。カルディのWINE福BOXはなんと危険な代物なのか。
まぁ、でもこれが5万円のワインならすべてはチャラ。さっそく開けて中身を見てみよう。来い! 来い……! 来いぃぃぃぃぃいいいいいいいいい!
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イカルディ バルバレスコ モンテュベルト
価格は……
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5500円
〜おわり〜