松田学・宇山卓栄・八幡和郎が世界の歴史と現在を語る

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松田政策研究所チャンネル最新動画は、歴史家の宇山卓栄さんと参政党代表の松田学さんと『特別鼎談!ウクライナ戦争、アメリカ中間選挙、中国台湾侵攻について考える』という歴史鼎談です。

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松田さんはドイツ勤務、宇山さんはベルギーで絵画の勉強、そして私はフランスに留学と勤務で少しずつ違いますが、みんな欧州派です。

テーマはまず、ウクライナ。私はロシアのウクライナ侵攻は国際法違反だから無条件にロシアが悪い(ただし、それはアメリカのイラク侵攻、イスラエルの蛮行の数々も同じです)。

だからといって、そこに至るまでの経緯についても、ロシア悪いというべきでありません。

むしろ、歴史認識については、ほぼロシアの主張が正しいと思います。

鼎談のなかで、宇山さんはウクライナのルーツを15世紀あたりに置いておられるのですが、私はロシア革命までウクライナとかいう民族はなかったという見解です。

このあたりは、日本にとっても大事なことです。真珠湾攻撃が蛮行だったからと行って、

そこに追い込まれたことなどまで一方的に日本の責任にされたくありません。

また、19世紀からウクライナ民族主義は台頭していますが、それが大勢だったとはいえません。たとえば、沖縄に自分たちが日本とは別民族だといいたがる人がいまいますが、大勢は損なこと考えてないのと似ています。

台湾については、私は習近平が福建省にいたことから特別の意識をもっており、これが危険だという議論をしています。

宇山さんは中国からの観光客、不動産投資、移民などを押さえろというのですが、私は反対です。

パリの町並みでもそれが維持されているのはアラブやロシアなどのマネーのお陰です。かつてパリで、日本にも外国人にどうしたら投資してもらえるか考えたものだし、その夢が実現したことを喜んでいます。

国防などの観点から困る土地所有は、日本人であっても困る人が多いわけで、外国人を押さえるという視点では問題が解決しません。

アメリカの政治情勢については、宇山さんはトランプ大統領の復活を願われていますが、トランプは安倍さんがいたからこそ、日本にとって都合のよい大統領だったのであって、安倍さんがいない以上は絶対にトランプ大統領はこまります。バイデンの方がましです。

いずれにしても大事なことは日本経済の復活です。中国が脅威になったのは、日本の不調が続いたからだということです。

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