先日、都内の福岡アンテナショップにフラッと寄ったら懐かしい気持ちになった。視線の先にあったのは秋冬限定商品のしるこ。何を隠そうこの「しるこ」、棒ラーメンで有名なマルタイの商品で九州出身者にはおなじみの存在なのである。
福岡出身の私はついホッコリしてしまったのだが、商品をよく見たらなんと しるこ は発売から45周年だというではないか。よ〜し、せっかくのアニバーサリーである。最近寒さが増していることだし、編集部メンバーに振る舞おう!
・作るのはめちゃ簡単
マルタイのしるこは1つ140円で購入した。どこにでもあるようなインスタント商品なのだが、最大の武器はとにかく手軽なこと。というのも……
内袋を開封してカップに移し……
沸騰したお湯を内側の線まで注いで……
1分後にかき混ぜたら……
もう完成! たった1分、たった1分であたたかい しるこ が味わえるのだ。インスタントといえば3分とか5分あたりがよくあるタイプだが、マルタイの しるこ はとにかくスピーディー!
そして不思議なもので熱湯を注いで1分後にはモチもこの通り。さっきまでカラッカラに乾いていたのに、トロッとしていてきちんとモチの食感になっている。
味の方はというと、甘すぎずホッとできる感じ。45gと量こそあまり多くないが、しるこなので逆にこれくらいがちょうどいいだろう。小腹が空いたときによし、夜食にもよし。そうそう、食べてそのまま捨てられるので洗い物をしなくていいのも便利だぞ。
・編集部メンバーにお裾分け
それでは編集部メンバーにも振る舞おう。気温が10度を下回っていたこの日、出社していた記者はサンジュン、中澤、亀沢の3名。ちなみに全員が初のマルタイしるこである。
お湯を注いで即完成。体の芯からあったまるよ、さぁお食べ、お食べ!
サンジュン「うん、こういうのいいですよね! モチがちょっと小さいけど、簡単に作れて美味しいからインスタントのよさが出てると思います。美味しい〜!」
亀沢「うん、美味しい! 地元(鳥取県中部)の正月では雑煮というものが ぜんざい でしてね。似たビジュアルなので、まさに正月って感じがします。あたたまります!」
中澤「ぜんざいみたいですね〜。っていうか、しることぜんざいの違いがよく分かりませんが、ぜんざいはよく食べてました。おばあちゃんが作ってくれてたのはスゴく甘かったのを覚えてますけど、これは甘すぎない。でもこれはこれアリですね〜!」
……などなど、あたたまりつつ地元を思い出してホッコリ。ちなみにぜんざいとしるこの違いだが、島根県出雲市の老舗和菓子屋「坂根屋(さかねや)」のHPに詳細が載っていたので気になる人は覗いてみてはいかがだろう。へぇ〜と勉強になるぞ。
参考リンク:味のマルタイ、「坂根屋(さかねや)」HP、気象庁
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.