トリドールが米麺の新業態『タムジャイサムゴー』をオープン! 麺もいいけど「レモンティーを飲め!!」と私は言いたい!

ロケットニュース24

丸亀製麺の運営元・トリドールホールディングスは2022年3月31日、東京・新宿に新しい “麺” のお店をオープンした。香港で人気の米麺(ミーシェン)のブランド『タムジャイ サムゴー(譚仔三哥)』の日本1号店である。

メニューの組み合わせは なんと100万通り以上もあるそうだ。そりゃ麺を食うしかないだろう! ……と言いたいところだが、私(佐藤)はあえて麺ではなく、レモンティーが美味かったことをここに報告したい! レモンティー美味い!!

・香港の人気ブランド

米麺を使ったスープヌードルのお店は、日本であまり馴染みがない。実際私もお店に行くまで食べた覚えがほとんどない。マジで米麺、見たことないかも。それでやっていけるのか?

だが、店に行ってみると行列ができているじゃないのッ! オープン初日は100人の行列ができたそうだ。


どうやら並んでいるのは半分が中国の方らしい。スタッフに尋ねると同店は香港でとても有名なブランドで、日本でその味を楽しめることを心待ちにしていた中国の人が多いとのことだ。

それほど人気だったため、取材日はあいにくの雨にもかかわらず入店まで30分も並ばなければいけなかった


・100万通り以上の組み合わせ

メニューはスープ・辛さ・具材をチョイスするカスタム方式。6種のスープから1つを選び、10段階の辛さから好みのものを選択。さらに25種類のトッピングから食べたいものをチョイスして、自分だけのスープヌードルをオーダーする。


何を選んで良いかわからないよ! って方はご安心を。ちゃんとスタッフが説明してくれるので、迷わず選ぶことができる


私はスープはマーラー(税込610円)、辛さは最弱の「10小辣」、トッピングに鶏むね肉(税込150円)、豚バラチャーシュー(税込190円)、パクチー(税込150円)、ほうれん草(税込110円)、きくらげ(税込90円)を選んだ。トッピングを何も選ばなくても、元からもやし・ニラ・高野豆腐が入っている。


そして出てきたのがコレだ!


え? トッピング少なくない? と思われるかもしれないが、そうではない。トッピングが少ないのではなく、丼がデカイのだ。おそらく一般的なラーメン店の丼の倍くらいの大きさはあるだろう。それにスープが目いっぱい入っている。

したがって、手で運ぶとこぼす恐れがあり、台車で運ばれてくる。それほどスープの量が多いので、麺は少しも見えていない。


まずはスープをひとすすり。あ、辛い! 最小の辛さでコレ!? ピリリと舌を刺すような刺激……が! 後をひかずにスッと消えた。そしてジワリと出汁の旨味が口に広がってくる。これか! 「旨辛」というのは


この辛さのキレ具合なら、辛いモノ苦手の私でも真ん中くらいの辛さ(2小辣)はいけそうだな。


そして米と水だけで作ったという米麺は、モチモチとした歯ざわりでスープとよく絡む。


うどんでもそばでもラーメンでもない。米の麺の食感はたしかに新鮮だ。食い応えはあるのにあっさりとしていてクセになる。おまけにグルテンフリーで身体にも良さそうだ。


・レモンティーを推したい!

がしかし! もっとも強く印象に残ったのは、タムジャイ サムゴーの定番ドリンクである「香港レモンティー」(税込280円)だ。


一見どこにでもありそうなレモンティーだが、レモンの輪切りが4~5枚入っていて、これをスプーンで潰しながら飲むという代物。


ピリリと辛い米麺と、甘酸っぱいレモンティーの相性バツグン! いや極端な話、米麺なしでもこれだけ飲みたいくらいだ。真夏の暑い日に飲んだら最高に美味いはず。できればドリンクだけのテイクアウトカウンターを作ってほしいと願うレベルの美味しさである。

なおドリンクは他にも、エバミルク(無糖練乳)を使った香港ミルクティー(税込280円)、コーヒーと紅茶を1対1で合わせた香港鴛鴦茶(えんおうちゃ)(税込280円)もある。次は鴛鴦茶を飲んでみるとしよう。


ちなみに、この1号店が3月末にオープンし、4月14日には2号店が吉祥寺に、同月21日には3号店が恵比寿にオープン予定とのこと。はたして丸亀製麺に匹敵するブランドになり得るのか? 今後の店舗展開が気になるところである。

・今回訪問した店舗の情報

店名 タムジャイ サムゴー(譚仔三哥)新宿中央通り店
住所 東京都新宿区新宿3-28-16 1F /2F
時間 11:00~22:00(L.O.21:30)

参考リンク:タムジャイ サムゴーPRTIMES、トリドール(PDF
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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