ZOWIE、接続安定性を追求したブランド初の無線ゲーミングマウス

PC Watch

今回発表されたECシリーズの無線モデル

 ベンキュージャパン株式会社はゲーミングブランドのZOWIEより、ブランド初となる無線ゲーミングマウスの投入を発表した。現行のECシリーズをベースとしており、S/M/Lの3サイズを展開する。なお、発売時期や価格、詳細な仕様については現時点で明らかにされていない。

 今回の無線モデルは、通常の無線接続用USBドングルに加え、「エンハンストレシーバー」と呼ばれる大型レシーバが付属するのが大きな特徴。電波干渉が発生しやすい環境でも、安定したレポートレートとトラッキング精度を維持できるという。

 USB Type-Cケーブルで接続し、卓上に設置することでより安定性と信頼性を高めるためのレシーバとなる、加えて、底部にはマウスの充電用ポートも備えており、充電ドックとしての機能も持つ。

通常のUSBドングルとは別に、エンハンストレシーバーが付属する

無線接続の安定性と信頼性を高めるため開発

エンハンストレシーバーの近くに無線LANルーターやスマートフォンを設置した接続デモ

上記のデモのような電波干渉が多い環境でも、安定したレポートレートと高いトラッキング精度を維持できるという

 マウス本体の筐体デザインは有線モデルのECシリーズを踏襲。さまざまなプレイヤーとともにテストを行なったエルゴノミクスデザインで、好みにあわせて選べる3つサイズを用意する。

 一方で、無線化にともなうバッテリやアンテナの搭載に際しては、これまでの有線モデルから買い替えた場合でも、できるだけユーザーの体感が変わらないよう、配置や重量配分などにもこだわったという。

有線モデルの形状はそのままで、プレイヤーのパフォーマンスを引き出せるデザイン

無線モデルでも、ユーザーの体感ができるだけ変わらないよう設計

実機写真

左側面。既存の有線モデル(ECシリーズ)とデザインはほぼ変わらず、右利き用マウスとなる

右側面

手前側にはZOWIEロゴ

奥側。インターフェイスはUSB Type-C。展示機で試したところ、有線接続も可能なようだった

裏面。左側にはポーリングレート変更ボタン(125/500/1,000Hz)、右側上には解像度変更ボタン(400/800/1,600/3,200dpi)、右下には接続先切り替え兼電源スイッチ(USBドングルまたはエンハンストレシーバー)

USB Type-Cポート横の赤い部分はボタンではなくアンテナ

エンハンストレシーバー前面。底部には充電用端子、天面には接続状態を示すインジケータ

エンハンストレシーバー背面。インターフェイスはUSB Type-C。

マウスの充電ドックとしての機能も持つ

乗せるだけで充電できるかたち

USB Type-A接続のUSBドングルと、USB Type-C to Type-Aの変換アダプタも付属

有線モデルとの比較。形状はほぼ変わらない

3サイズを展開。左からL、M、Sサイズ

裏面。製品名は正式には発表されなかったが、展示機の記載によれば大きい順に、EC1-CW、EC2-CW、EC3-CWとなるようだ

プレイヤーのパフォーマンス向上を追求するZOWIE

2011年にゲーミングモニター「XL2410T」を投入

 ZOWIEブランドでは、ほかのスポーツと同様にプレイヤーのパフォーマンスを高めることを目指し製品を開発。ゲーミングモニター製品は2011年にBenQから「XL2410T」投入し、2015年にはZOWIEとしてリブランドした。現在ではモニターだけでなくマウスも展開しており、一般のユーザーだけでなく、さまざまなトーナメントやプロプレイヤーにも採用されているという。

 ゲーミングモニター製品については、IPSパネル採用製品が増える中、あえてTN液晶パネルの採用にこだわるなど、プレイヤーのパフォーマンスをできるだけ高めることに注力。直近ではリフレッシュレート360Hzの「XL2546K」も投入している。

 今回の無線ゲーミングマウスについては、ユーザーから要望の声も多く、長い間待たせてしまったとした上で、これまでの製品の持つ高い品質を保った完璧な製品を投入したかったため、開発に時間をかけたとしている。

以降もプレイヤーのパフォーマンスを高めることを目指して製品を開発

モニター製品でも、あくまでもゲームプレイにこだわってTN液晶パネルを採用

IPS液晶パネルの製品も開発していたが、製品化には至らなかったという

 そのほか新製品発表会では、プロゲーミングチームのZETA DIVISION、Northeption、FENNEL所属メンバーが登場。今回発表のECシリーズ無線モデルと、Counter Strike: Global OffensiveのAim Botzを用いた対戦も行なわれた。

Counter Strike: Global OffensiveのAim Botzを用いた対戦も行なわれた

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