2020年7月に開催された東京都知事選挙の特設サイト「2020tochijisen.tokyo」が何者かによって完全復元されていることが明らかになり、波紋を呼んでいる。
2020年7月5日の東京都知事選に合わせて開設され、翌月にクローズしたのだが、翌2021年5月にドメイン自体が期限切れとなり、それを取得した第三者によってしばらく不動産関連の広告ページが表示されていた。その後、二度目の期限切れに伴ってこのウェブサイトが放棄され、2022年10月に別の匿名ユーザーがドメインを取得。2022年11月になって、かつての都知事選特設サイトがそのままの姿で復元されて現在に至っている。今のところマルウェアなどが仕込まれるなどの形跡はないようだが、何の目的もなくかつてのウェブサイトを復元してそのままにしておくことは考えにくいだけに、うっかりアクセスしないよう注意が必要だ。同サイトにリンクを張ったままになっているページがあれば、すみやかに修正しておくべきだろう。ちなみにこの都知事選サイトはかつて「http」と「https」で別サイトが表示される不具合でネットを騒がせたことがあり、お騒がせぶりだけは当時から健在といったところだ。