ビジネス、ゲーム、クリエイティブ……何でもできる高機能なスタンダードノートだった [Sponsored]

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ワンランク上の性能を発揮するパソコン工房の「STYLE-15FX161-i7-RASX」

 テレワークや情報収集など、一般的な事務作業が主な用途なら、7~8万円で購入できるノートPCでも満足できる時代だ。とは言え、そうした低価格なノートPCだと最新のPCゲームはプレイできないし、クリエイティブワークにも基本的には向いていない。

 今回紹介するパソコン工房の「STYLE-15FX161-i7-RASX」は、高性能なCPUや外部GPU、144Hzのリフレッシュレートに対応する液晶ディスプレイなどを備える高性能スタンダードPCだ。前述のPCゲームやクリエイティブワークなども、軽々とこなせる。

最新世代のCPUと外部GPUを搭載、ハデ過ぎないデザインもよし

 STYLE-15FX161-i7-RASXは、「iiyama」ブランドのノートPCの中でも「X」シリーズに属するノートPCだ。高品質動画の快適な視聴やPCゲームも楽しめるよう、高性能なCPUだけではなく、高性能な外部GPUも搭載している。こうした外部GPUのおかげで、クリエイティブワークもスムーズに行なえる。

 今回紹介するSTYLE-15FX161-i7-RASXでは、CPUにIntelの第12世代Coreシリーズに属する「Core i7-12700H」、外部GPUとしては「GeForce RTX 3060(GDDR6 6GB)」を搭載しており、非常に高いレベルでバランスの取れた構成となっている。

【表1】STYLE-15FX161-i7-RASXのスペック
OS Windows 11 Home
CPU(コア/スレッド数) Core i7-12700H(14コア/20スレッド)
メモリ DDR4 3200 SO-DIMM 8GB×2
ストレージ NVMe SSD 500GB
ディスプレイ 15.6型(1,920×1,080ドット、非光沢)
通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0
主なインターフェイス Thunderbolt 4、USB 3.1 Type-C、USB 3.0、USB 2.0、HDMI、Mini DisplayPort、Gigabit Ethernet、microSDカードリーダ、ヘッドフォン、マイク
キーボード 日本語キーボード
カメラ 100万画素
バッテリ駆動時間 約4.2時間
本体サイズ 360×239×28.6mm(ゴム足含む)
重量 約2.14kg
直販価格 18万6,800円

 前面や側面、吸気口や排気口には鋭角的なデザインを採用する。マットブラックを基調とした色使いも相まって、ビジネス寄りのかっちりとした印象を受ける。ゲーミングノートPCほどハデではなく、遊びとビジネスをちょうどうまく両立できそうな「ちょうどよい」デザインだ。

各部に鋭角的なデザインを採用し、どちらかと言えばビジネスPCに近いたたずまいだ

 15.6型でフルHD解像度の液晶ディスプレイを搭載することもあり、横幅は約36cmと広い。キーボード部分にはテンキーを装備しており、Excelなどで数値を入力する機会が多いユーザーにとっては利便性が高い。またこの液晶ディスプレイはリフレッシュレート144Hzに対応しており、PCゲームのプレイにも向いている。

右側にテンキーを備えるフルキーボードタイプ。タッチは軟らかめで軽く押すだけで入力できる

広いタッチパッドは、パームレストの左寄りに設置されている。マルチタッチに対応

 キーの下にはバックライトが組み込まれており、Fnキーと通常キーの同時押しでイルミネーションをオン/オフしたり、光量を調整したりできる。またバックライトの色や点灯パターンを変更できるユーティリティ「LED KEYBOARD SETTING」がインストールされており、自由なイルミネーションが楽しめる。光量が強く、はっきりとした色合いが美しい。

バックライトを赤に設定した状態

青に設定するとこんな感じ

LED KEYBOARD SETTINGを利用すると、キーボードバックライトを細かく制御できる

 こうしたバックライトは、ゲーミングノートPCではおなじみの装備だ。ハデなイルミネーションが好みではないならオフにできるし、気分に合わせてオン/オフして楽しむのもよい。

 左側面のインターフェイスはUSB 3.0ポートとUSB 2.0ポート、マイクとヘッドフォン端子を搭載する。右側面にはmicroSDカードリーダと有線LANポート、Thunderbolt 4という構成だ。

左側面には主にUSBポートを装備する

右側面には有線LANポートやThunderbolt 4などを装備

 15.6型液晶を搭載するノートPCの中でもやや大きめな筐体を搭載するだけに、背面にもHDMIやMini DisplayPort、USB 3.1対応のType-Cを搭載している。据え置きで利用することが予想されるノートPCだけに、マルチディスプレイ時に左右からディスプレイケーブルを引き回さなくてもよいのは便利だと感じる。

HDMIとMini DisplayPortは背面に装備する

 底面は13本のミリネジで固定されており、ネジ自体は簡単に外すことができた。しかし側面にはネジを外しても隙間はまったく存在せず、薄い板を入れることもできないので、内部へのアクセスは不可能だった。必要なら、メモリやストレージはBTOメニューから追加したほうがよいだろう。

外部GPUがクリエイティブワークも強化

 こうした高性能なノートPCで気になるのは、やはり性能だろう。いくつかの一般的なベンチマークテストを実行し、結果をまとめたのが以下の表だ。

【表2】STYLE-15FX161-i7-RASXのベンチマーク結果
PCMark 10 Extended v2.1.2574
PCMark 10 Extended 7,483
Essentials 9,649
App Start-up 14,234
Video Conferencing 6,786
Web Browsing 9,303
Productivity 7,634
Spreadsheets 7,627
Writing 7,642
Digital Content Creation 7,275
Photo Editing 5,376
Rendering and Visualization 14,453
Video Editting 4,956
Gaming 15,813
Graphics 20,923
Physics 26,005
Combined 8,990
PCMark 10 Battery Test v2.1.2506
MODERN OFFICE
(バッテリー節約機能オン、輝度40)
3時間14分
3DMark v2.16.7113
Time Spy 8,857
Fire Strike 20,356
Night Raid 48,229
Cinebench R23.0
CPU(Multi Core) 15,547 pts
CPU(Single Core) 1,804 pts
Crystal Disk Mark 8.0.4c
Q8T1 シーケンシャルリード 3,017.28 MB/s
Q8T1 シーケンシャルライト 1,655.18 MB/s
Q1T1 シーケンシャルリード 2,633.83 MB/s
Q1T1 シーケンシャルライト 1,323.18 MB/s
Q32T1 4Kランダムリード 437.64 MB/s
Q32T1 4K ランダムライト 624.79 MB/s
Q1T1 4Kランダムリード 62.77 MB/s
Q1T1 4K ランダムライト 82.83 MB/s

 一般的によく利用されるアプリの使用感をスコアで計測できる「PCMark 10」については、Extendedの総合スコアが7,500弱であり、ミドルレンジのデスクトップPCと比べても勝るとも劣らない結果となった。外部GPUとしてGeForce RTX 3060を搭載していることもあり、Gamingはずば抜けたスコアを示している。

 PCゲームへの高い適性は、3Dグラフィックスの描画性能を計測できる「3DMark」の結果を見ても明らかだ。CPU内蔵GPUを利用する一般的なホームノートPCと比べると、かなり高いスコアになった。

 実際にそのゲームをプレイしてその適応度を判断できるタイプのベンチマークテストでも、こうした傾向は確認できる。スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXIV : 暁月のフィナーレ ベンチマーク」で、描画設定を最高の「最高品質」に設定したところ、スコアは18,600でゲームプレイは「非常に快適」だった。

 平均フレームレートは約131、最低フレームレートも66と表示がカクつく場面は一切ない。またハイリフレッシュレートに対応する液晶ディスプレイを装備しているため、描画中に動画のブレを感じることもなく、すっきりとした映像が楽しめる。

ファイナルファンタジーXIV : 暁月のフィナーレ ベンチマークでは、「非常に快適」という結果になった

 UBIソフトの「レインボーシックス シージ」、「ファークライ6」といったベンチマークモードを搭載するゲームでもテストを行なった。どちらもグラフィックスの描画設定をもっとも高い状態にしてテストを行なったが、フレームレートは非常に高く、描画もスムーズだった。特にファークライ6は描画負荷の高いゲームであることを考えると、最近のPCゲームならおおむね快適にプレイできると考えてよさそうだ。

描画負荷が比較的低いレインボーシックス シージだと平均fpsは318まで達する

描画負荷の高いファークライ6でも平均fpsは87と、非常に快適にプレイできることが分かる

 高性能なCPUや外部GPUは、クリエイティブワークでも有効だ。まずは「TMPGEnc Video Mastering Works 7」を利用し、動画のエンコード時間を計測してみた。CPUを利用する設定と、外部GPUを利用する設定の2つが利用できるので、これを比較したのが下のグラフである。時間が短いほうが処理性能が高い。

※解像度1,920×1,080ドットでビットレート15~16Mbps、約3分の動画をH264/AVCとH.265/HEVC形式で圧縮。パラメータは標準のまま変更なし

 ノートPC向けCPUとしては上位モデルのCore i7-12700Hを搭載していることもあり、CPUを利用する設定でもかなり早く、高性能なデスクトップPCと比較しても遜色のない処理時間だ。そして外部GPUを利用すると、この処理時間はさらに短縮される。今回計測したH.264/AVC形式とH.265/HEVCでは、同じ傾向を示した。

 3DCGのレンダリングアプリ「Blender」のベンチマークテストモードでは、タイプの異なる3つのCGのレンダリングを行ない、毎分何枚のレンダリングを行なえるかを計測できる。こちらは数値が大きいほうが処理性能に優れており、グラフ上の数値は小数点以下を四捨五入している。

 このテストでもCPUを利用するモードと外部GPUを利用するモードの2つが利用できるので両方を試したところ、外部GPUのほうが10倍速いという結果になった。

 外部GPUは、PCゲームだけではなくクリエイティブワークにも「効く」。また今回試した動画のエンコードや3DCGのレンダリングだけではなく、画像補正や3D CADでもGPUの利用は進んでおり、こうした業務にもSTYLE-15FX161-i7-RASXは向いている。

 このように高性能なCPUやGPUのおかげで非常に高い処理性能を発揮する本機だが、動作音はそれなりに大きい。特に外部GPUが動作するときはかなり気になるので、ゲームをプレイするときは音量を大きくしたり、ヘッドフォンを利用するなどの工夫をしたい。

あらゆるニーズに応える高性能ノートPC

 こうした非常に高い性能を見れば分かる通り、ビジネスやホームユースに関するさまざまな作業はもちろん、クリエイティブワークも軽々とこなせる高性能なノートPCだ。最近流行のハイリフレッシュレートに対応しているため、最新PCゲームへの適性も高い。

 大画面液晶ディスプレイと組み合わせて、ちょっと豪華なテレワーク環境を構築するもよし。研究や計算処理などでPCを使う機会が増えるであろう、大学の入学祝いとしてもぴったりのノートPCだ。もちろん普通にゲーミングノートPCとして利用するのもOKだ。さまざまなユーザーのよくばりなニーズに応える、優れたノートPCと言ってよいだろう。

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