完全無料でボードゲームを物理エンジンによる3D環境でプレイできるオープンソースのシミュレーター「Tabletop Club」

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ボードゲームアリーナのようなオンライン対戦サイトとDiscordのようなボイスチャットツールによって、本来プレイヤーが一堂に会さなければプレイできなかったアナログゲームをオンライン上でも気軽にプレイできるようになりました。オープンソースで開発されている「Tabletop Club」はボードゲームを物理エンジンで再現してプレイできるシミュレーターで、オンラインによるマルチプレイも可能。Windows・Linux・macOSに対応しており、完全無料でプレイすることが可能です。

Tabletop Club by drwhut
https://drwhut.itch.io/tabletop-club

Tabletop Club Documentation — Tabletop Club master documentation
https://tabletop-club.readthedocs.io/en/latest/index.html

上記サイトにアクセスし、「Download Now」をクリック。


「No thanks, just take me to the downloads」をクリックします。


Tabletop ClubはLinux・macOS・Windows向けにリリースされています。今回はWindowsでプレイするため、「tabletop-club-windows-prerelease.zip」の「Download」をクリック。ファイルサイズは約61MBです。


ダウンロードしたZIPファイルをExplzhやWindowsの標準機能などで解凍します。中にある「TabletopClub.exe」を実行します。


Tabletop Clubが起動します。「Singleplayer」をクリック。


すると、以下のように緑色のテーブルが表示されました。上部メニューの「Objects」をクリックします。


使いたい道具をクリックし、テーブルの上に呼び出すことができます。例えば「52-Card Deck」をクリック。


以下のように、トランプの山札を1つテーブルの上に呼び出すことができました。山札をドラッグすると、カードを引くことができます。


カードはテーブルの手前に持っていくと、座っているプレイヤーの手札位置に配置されます。手札に入ったカードは他人からは見ることができません。


トランプ以外にもさまざまなオブジェクトを呼び出すことができます。Obejctsウィンドウの「Type」を選択すると、さまざまなアイテムタイプが表示されます。


例えば、以下はサイコロを呼び出したところ。


チェスは、各種駒と盤をそれぞれ呼び出すことができます。


一般的にボードゲームを遊べるゲームはルールや処理をすべてプログラムが自動で行ってくれますが、Tabletop Clubは物理エンジンを使ってボードゲームを再現して遊ぶという仕組みなので、駒を動かしたりカードを配ったりといった作業をすべてマニュアルでこなす必要があります。例えば、チェスの駒を動かす時も「駒をドラッグして動かしたい位置に持っていく」というように、現実に近い動かし方。そのため、駒が盤上で倒れてしまうこともあります。


また、上部メニューにある「Flip Table」をクリックすることで、テーブルごと盤面をひっくり返すことが可能です。


なお、Tabletop Clubは記事作成時点でプレリリース版とのこと。Tabletop Clubはオープンソースで開発されており、GitHubにリポジトリがホストされています。

GitHub – drwhut/tabletop-club: An open-source platform for playing tabletop games in a physics-based 3D environment for Windows, macOS, and Linux! Made with the Godot Engine.
https://github.com/drwhut/tabletop-club

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