ひとつ前の『十割そば本舗 国産の二八蕎麦』を食べ、私は確信した。どうも私は「二八(にはち)」が好きであることに。
二八については前回の記事を参照してもらうとして、今回は……なんとまさかの二八の逆! 掟破りの逆二八(おきてやぶりのぎゃくにはち)といっても過言ではない、八二(はちに)のお蕎麦を食べてみることにした。
パッケージには「コシが強く、シャキッとした食感です。」と書かれている。また、裏面には「そば粉の配合割合 20%」とも書いてある。まぎれもない八二(はちに)の蕎麦だ。
なお、のこり八割の “つなぎ” は、「蕎麦専用のつなぎ粉(小麦粉)」であるもよう。はたして、二八ならぬ八二(はちに)の蕎麦のお味とは……?
デカい鍋にタップリのお湯を沸かし……
5分ゆでて……
完成。
して、そのお味は──
うむむむむ……。これは正直ウムムな蕎麦。ありのままを書こう。まず味だが、「蕎麦っぽい味」である。どんなことかと言うと、「カップそばの味」に近い。つくられた蕎麦の味というか。だが、味はまだ許せる。
問題なのは、食感である。「コシが強く、シャキッとした食感です。」とパッケージには書かれていたが、どうにもこうにも「輪ゴム」みたいなのだ。同じ五木食品でも、『無塩づくり 山芋入り五木そば』の印象は良かっただけに、驚きを隠せない。
「家そば」か「外そば」かなら家。家の中というより、家の中にある「カップそば」かもしれない。二八と八二でここまで差があるとは思わなんだ……。
私の大阪そば遠征は、連敗に終わった。
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24