沖縄旅行と言えば、酒好きには絶対に外せないのが泡盛。飲み方も水割りやロックなどさまざま。私(耕平)も先日、石垣島がある八重山諸島に旅行に行った際には、毎日欠かさず泡盛で晩酌していた。
そんな泡盛が、なんとゼリーとして販売されているというらしい。そこで今回は石垣島で製造されている泡盛をベースにしてゼリーを作っている「泡盛ゼリー本舗」を訪問してきた。
この「泡盛ゼリー」は本物の泡盛と比べて、どれくらい酔い具合や味が違うのか? 加えて、実際どれくらいの量を食べたら酔えるのかを検証してみた。さらに、ご当地泡盛の「せんべろ」が最強レベルだったので、その様子もお届けしよう!
・「泡盛ゼリー」とは
「泡盛ゼリー本舗」は石垣島の中心地にある、アーケード商店街「ユーグレナモール」の近くにお店を構えている。
店内に入ると、「泡盛ゼリー」がズラリ。
この「泡盛ゼリー」は材料の本物の泡盛を使用するため、当然ながらアルコールが入っている。よって、お酒と同様これから運転する人や未成年者は食べられないので注意してほしい。
店内で販売されているのは全部で11種類。中でも「玉の露(たまのつゆ)」「八重泉(やえせん)」「宮之鶴(みやのつる」」「請福(せいふく)」「於茂登(おもと)」「白百合(しらゆり)」の6種類は、石垣島内の酒造所で作られている泡盛だ。
よって今回の検証は、この6種類でチャレンジしていこうと思う。
・検証してみた
それでは、さっそく検証を進めていきたいと思う。店内は「勇強人(ゆうちゅうBar)」という名前のイートインスペースになっていて、飲食が可能だ。
名前から想像がつくかもしれないが、このお店の店主は何とYouTuber! 主に石垣島の情報を発信するYouTubeチャンネル「ゼリ男チャンネル」と「石垣島ライブカメラ」の2つのチャンネルを運営している、「ゼリ男」さんと「キミタン」さんだ。
「泡盛ゼリー」は、このお2人が店内で製造している。なお、材料に使うシークワーサーの皮などが固形物として残っていないか1個1個検品するほどの徹底っぷり。
そしてラベル貼りも店内で丁寧に行なわれており……
お土産用の商品の箱詰めも店内で行なわれる。何から何まで手作りで、ただならぬこだわりが感じられる。
今回の検証内容をゼリ男さんに伝えたところ、この6種類の「泡盛ゼリー」を美味しく堪能できる順番まで親切に教えてくれたぞ!
それでは、いよいよ検証に入る。まずはおススメ順のトップバッター「宮之鶴(みやのつる)」から。
「泡盛ゼリー」はギッシリ中身が詰まっているため、フタを開けるときに中身が飛び出さないように注意が必要だ。
いよいよ実食に入る。ちなみに私のアルコール耐性だが、弱くはないものの、すぐに顔が赤くなる体質。泡盛なら1杯ロックで飲んだ程度で、顔は真っ赤になる。
それがゼリーだと何個で酔えるのか……ということで、さっそく一口。
うん、美味い!
泡盛自体、銘柄によってクセがあるので苦手な人も多いと思うが、ゼリーにすると一気にハードルが下がるような気がする。感覚的に「香り豊かなゼリー」というのが、率直な感想だ。しかし今回は味のレビューではなく、何個食べたら酔えるかの検証ということを忘れてはいけない。
次に、2個目の「白百合(しらゆり)」に挑戦。
こちらも食べてみると……
いい感じの味だ。
この「白百合」はかなりクセのある香りで、地元の人でも好き嫌いが分かれるほどだ。しかしゼリーにすると、あっさり食べられる。こちらもアッという間に完食し、3個目の「八重泉(やえせん)」を食べてみる。
こちらもペロッと平らげる。
そしてこのあたりで、フワッとほろ酔い一歩手前の、いい感じな状態になってきた。
その後も「請福(せいふく)」を食べて……
「玉の露(たまのつゆ)」も食べて……
最後に「於茂登(おもと)」で……
コンプリート!
ここまで食べると、もう完全に顔は真っ赤だ。ただ私個人の感覚になるが、ゼリーでベロベロになれるような感覚まではなく、完全なほろ酔い状態という感じだった。
そんなわけで検証結果は「3個くらいでほろ酔い感覚。6個で完全なほろ酔い」といった感じだ。もちろん個人差はあるので、あくまで参考程度に留めておいてほしい。
・石垣島の珍しい泡盛も堪能できる
さて、ここ「泡盛ゼリー本舗」では、石垣島の泡盛を中心に色んな銘柄を「せんべろ」できる。しかも1000円で4杯という、とんでもないコスパだ。
さらに、内地ではあまりお目にかかれない貴重な銘柄が揃っており、泡盛好きにはたまらないラインナップとなっている。
これだけ種類があると、4杯といえども何を頼めばいいか迷うところだ。しかしゼリ男さんやキミタンさんに好みを伝えると、その人に合った銘柄と飲む順番まで丁寧に教えてくれる。
私は比較的クセが強いのが好きなので、そのコースでお願いすると以下の4銘柄をチョイスしてくれた。
飲み方はもちろんロック。
そのあと4杯飲んで、さらに2回転目に突入! 気分が良くなって、「せんべろ」メニューには入らない価格帯の上等な銘柄をチョイスしてもらった。
もう最高!
4杯で2500円と少し背伸びをしてしまったが、内地だったら間違いなくこの価格では飲めないラインナップだろう。加えて、明るく丁寧な接客だったから、本当に極上の時間を過ごすことができた。
もし石垣島に来る機会があるなら、この「泡盛ゼリー本舗」に立ち寄ることを心からオススメするぞ!
・今回ご紹介した店舗の詳細データ
店名 泡盛ゼリー本舗(YouTubeチャンネル「ゼリ男チャンネル」)
住所 沖縄県石垣市大川280-7
時間 11:00~21:00 ※日によって変動あり
定休日 木曜日 ※時期によって変動あり
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.