こんにちは! バンドマンの中澤です。先日、北海道の旭川でライブをした時のこと。「近所から来た」という人がいたので、話のタネにどこらへんか聞いてみたところ、20km先でした。20kmが近所になる北海道、恐るべし。思わず叫びたくなりましたね。北海道はでっかいどうー!!
しかし、北海道を歩いていると、でっかいのは土地面積だけではないことに気づいた。札幌でも旭川でも登別でも、アレが他の地域より明らかにデカイ気がするのである。都市だろうが田舎だろうが、あんまり変わらないもの。そう、道路だ。
・道路が大河みたい
旭川も札幌も車線の多い大きい道路がなんかやたらと多いのである。反対の岸に知り合いを見つけてもまず声が届かなさそうな大河みたいな道路が。
普通の都市なら駅のロータリーに繋がるようなメインレベルのヤツが、碁盤の目上に張り巡らされている感じ。渡っている途中に信号が変わりそうだ。
さらに、登別の道路なんて車線は1本なのだが、路肩が車1台通れるくらいある。歩道も普通にあるのに! とは言え、道路ってデカすぎても運転しにくいと思うのだが。やっぱり土地余ってるから?
・道民に聞いてみた
しかし、旭川出身のHさんによると、道が太いことにはちゃんと理由があるようだ。その問いに対するHさんの答えを聞いて、私は思わず膝を打ってしまった。「あ、なるほど!」と。北海道民にとっては言うまでもない道路が広くなければならない理由。それは……
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Hさん「冬は除雪で1車線潰れるじゃないですか」
──雪……! 言われてみれば……!! 今年の初めに北海道に行った時、道路の脇に雪の壁ができていて、えらく狭苦しく感じたことを思いだした。あの壁部分、普段は車道だったのか……。
・試される大地
確かに、雪かきをするということはその分のスペースが埋まるということ。そのスペースをこんな方法で確保していたなんて。そもそも雪かきしないといけないレベルの降雪の地域に住んだことがなく、雪が壁状態になる過程を見たことがなかった私としては盲点であった。
というわけで、道路がでっかいことには北海道ならではの理にかなった理由があった。っていうか、雪ヤバすぎるだろ。試される大地は伊達じゃない。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.