季節の変わり目、風邪等ひいていませんか?
僕は完全にひきました。ひいた初日の夜は40度まで熱が上がりました。久しぶりの40度台、かなりきついです。病院で薬を出してもらいましたが風邪に特効薬などないと聞きます。充分に栄養を取って安静にする。これが一番の治療法なのでしょう。でも、ゆっくり休む事などままならないのがネット業界です。せめて栄養だけはしっかり取りたいものです。
そこで、薬局に行きビタミンCのサプリメントを買いました。一粒でレモン33個分のビタミンCを補給出来るそうです。このレモン何個分という表示、良く目にしますが実際はどれくらいの量なのでしょう?
サプリメントに含まれるレモンの数だけ搾ってみました。天然のビタミンCを摂取出来れば、それに越した事はない。
※2007年3月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
スーパーでレモン調達、66個
購入したサプリメントは、1粒でレモン33個分のビタミンCが含まれていて、1日2粒摂取するように書いてあった。つまり、同じ量のビタミンCをレモンで補給する場合、1日66個のレモンを食べないといけないのだ。朝、昼、晩と分けて食べても1回の食事で22個である。そんな事出来るのだろうか。無理っぽい。でも搾った果汁だけだったら何とかなるんじゃないか。いや、無理か。
悩んでいても仕方ないので、スーパーに行ってレモン66個を購入する事にした。国産レモン、アメリカ産レモンなど種類によって値段に開きがあったので、一番安い3個1パックのレモンを22パック購入した。総重量は7.4キログラムで、金額にすると6854円(税込)。
スーパーの大袋が2つ。1つの袋が3キロ以上もあるのでビニールが両手に食い込んで痛い。これだけのものがたった2粒で補給できてしまうなんて、サプリメントは魔法か?
事務所にレモンを持ち帰り机の上に広げたらこんな感じになった。
しつこいようだが、これだけのレモンがサプリメントならたったの2粒で済むのだ。目の前のレモンたちを見て、その存在理由を問いたくなる。もちろん、ビタミンCという栄養素に限っての話ではあるが。
66個分のレモンを搾る
ここからは買って来たレモンをすべて擦り下ろしていく。レモン66個分の果汁はどれくらいの量になるのか。居酒屋で生搾りサワーを作る要領で、カットしたレモンを搾っていく。
レモン1個で約50ccの果汁が取れた。ここで単純計算すれば、50cc×66個なのでおおよその全体量の察しがつく。きっと3.3リットルだ。
しかし、せっかく66個も買ってきたのだ。全てのレモンを搾りたい。単純計算では計り知れない結果が出るかもしれない。
13個分くらいのレモンを搾った時点ですっかり疲れてしまった。何たって僕は風邪をひいているのだ。熱だってまだ38度以上はある。こんな事をせず、素直にサプリメントを飲めばいいんじゃないだろうか。
しかし、乗りかかった船である。レモン15個ではサプリメント1粒にも満たない。更に搾っていく。
スタッフの頑張りもあり、40個搾った時点でレモンの果汁は1.5リットルとなった。この時点で当初の単純計算とは500ccの差が出来た。レモンの大きさがそれぞれ違う事、計量カップに移す際にちょっとずつこぼれてしまった事、搾り切れていないレモンがある事、などが原因と思われる。
残り26個、気を引き締めて搾っていく。
机の上に搾られたレモンの残骸が並んでいく。一体、何料理の仕込みなのか? といった風情であるが、これは仕込みではない。ただレモンを搾っているだけなのだ。
そして、レモン66個分の果汁を搾り終えた。
最終的に搾り出せたレモン果汁は、2670ccであった。
これだけのレモン果汁を1日で摂取しないと、サプリメントの効果は得られない訳だ。
サプリメントって凄いですね。
ちなみに、本物のレモンとサプリメントを比較すると下記のようになる。
本物のレモンとサプリメントの比較表
本物 | サプリ | |
ビタミンC量 | 990mg※ | 990mg※ |
個数 | 66個 | 2粒 |
金額 | 6854円 | 10円 |
重さ | 7.4キロ | 1g |
※レモン1個分の果汁に含有されるビタミンCを15mgとして換算。
(「五訂日本食品標準成分表」より算出)
サプリメントの方が効率がいいのは明らかですね。
もちろん、こんなに沢山のレモン果汁を一日で飲みきれるはずもなく、この果汁をどうしたものか途方にくれております。もし、レモン果汁に詳しい方がいらっしゃいましたら、是非その活用法を教えてください。
僕はまた熱が上がってしまったので、ここら辺でおいとまします。