渋谷区内105施設・1221個室のトイレ情報を可視化、位置・設備・満空情報などを地図上に表示 バカンが「トイレマップ」サービス提供開始

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 株式会社バカンは11月1日、渋谷区内のトイレ情報をウェブ地図上に可視化する「トイレマップ」サービスを提供開始した。同サービスは東京都が構築を目指すデータ流通基盤「東京データプラットフォーム(TFPF)」のケーススタディ事業の一環として行う実証実験で、実施期間は2023年1月9日まで。

 トイレマップは、庁舎や自治体施設、民間施設を含む渋谷区内105施設・1221個室のトイレ情報を確認できるウェブ地図サービス。東京都が保有する公共施設や渋谷区の商業施設のトイレ設備データ、バカンが設置するセンサーから取得するデータや利用者が入力するデータを組み合わせることにより、地図上でトイレの位置や設備情報、満空情報の可視化を実現する。

 バリアフリートイレなど満空情報のニーズが高い場所については、トイレ向け空き情報可視化IoTサービス「VACAN Throne(バカン スローン)」を活用することにより、リアルタイムの混雑情報を検知して発信する。また、利用者からトイレの設備情報などをフィードバックすることもできる。

 トイレマップを提供することにより、現状ではユーザーが実際にトイレへ行ってみるまで設備などを確認できず、「入ってみたらおむつ台がなかった」「手すりがなく利用が難しい」といった問題が起こることを防ぐことができるとともに、事前に満空情報を得られるため利用者の負担を減らすことができる。

トイレマップ

トイレの空き状況可視化の仕組み

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