加治木町で行われる熱い行事「くも合戦」、将来なるのは「こうむい~ん」、西郷派か大久保派かを問いがち ~細かすぎる地元情報・鹿児島

デイリーポータルZ

こまかすぎる地元の情報、伝説、習慣……教えてください! と読者のみなさまにお声がけして集めに集まった情報たち。

厳選し、今回は鹿児島からの3情報をお送りします。

(ご案内:編集部 古賀及子)

※投稿は一部編集いたしました。

鹿児島県姶良市加治木町
熱狂的おまつりといえば
「蜘蛛合戦」

地域の年間行事に蜘蛛合戦というのがあります。

子供から年寄りまでみんなが参加する祭りでなぜか熱狂的でした。出店でくる「かじきまんじゅう」がセットで記憶に残ってます。

(keikoさん)

これ、名前のとおり蜘蛛を戦わせるお祭りなんですね……! コガネグモという立派なくもを棒のうえで戦わせるのだそう。

2019年のKYODO NEWSの取材動画がありました。国の「選択無形民俗文化財」というのにも指定されている由緒ある行事の模様。これすっごい!

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投稿者のkeikoさんによると、町外のひとに話してもリアクションは薄めで、「なぜ?やばい祭りなのに」と思っているとのこと。

なお、セットでおぼえているという「かじきまんじゅう」はこちら。

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Wikipedia「加治木饅頭」より
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できたてを提供するところにアイデンティティがあるそうで、近隣でしか食べられないとのことで、……良さのポイントをおさえているな……。

 

鹿児島全域
「将来なんになるのー?」への返答は「こうむいーん」

鹿児島公務員専修学校のテレビCMが有名です。確かYoutubeに上がっているはずですので、ぜひご覧ください。
(梅だし茶漬けさん)

おお……どういうことなんだ、ちょっと一旦、公式の動画を見てみましょう。

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……えっ? 英語の上手な女の子にバリバリに日本語で「将来なんになるの?」と聞き、女の子も英語をやめ急に「こうむい~ん!」。

確かにこれは特徴すごい。

英語のギミックが入っていないプレーンなこちらがもともとの味わいでしょうか。

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これ、鹿児島に暮らさずとも1回見ただけでもう「こうむい~ん」言っちゃいますね!

投稿者の梅だし茶漬けさんはもともと他県出身。鹿児島の人たちに「知らないでしょ〜?というテンションで」聞かれて存在を知ったのだそう。

「知らないでしょ〜?」と他県の人に紹介しちゃう思い入れが良すぎる。

 

鹿児島中央駅でタクシーに乗ると
「お客さん、西郷さんと大久保さんどちらがお好きですかあ?」と聞かれ不穏

鹿児島中央駅からタクシーに乗ると、
「お客さんどちらからいらしたんですか」
「東京です」
「そうなんですか… じゃお客さん、西郷さんと大久保さんどちらがお好きですかあ?」
という、なんか映画トワイライトゾーンのダンエイクロイドみたいな不穏な問いを問われる 。

(タカハシさん)

投稿者のタカハシさんは鹿児島のご出身だそうなのですが、東京に転居して25年ほど経っていたためこう答えたところ聞かれた、ばりばりの実話だそうです。

ええと、このお二人は「明治六年政変」でたもとを別っているんでしたよね……というところを踏まえつつ……? えええと……どう答えれば……。 

焦って検索して、英雄はやはり西郷さんというところまでやっといまたどり着いたんですが、運転手さんの返答するまでの猶予って大きく見積もっても5秒くらいですよね?

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とはいえ運転手さんが意外に大久保利通派の可能性もあるんですかね……

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