株式会社ソラコムは、同社が提供しているクラウドカメラサービス「ソラカメ」において、データ通信サービスとホームルーター、およびカメラがセットになった「ソラカメ専用セルラーパック」の提供を11月15日に開始する。
同パックは、UQコミュニケーションズのデータ通信サービス「WiMAX+5G」に対応したホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」と通信容量無制限のデータ通信SIM、およびアトムテック株式会社のネットワークカメラ「ATOM Cam 2」がセットになったもの。SORACOM IoTストアとSORACOMユーザーコンソールで提供の予定としている。
ソラカメは、アトムテックのネットワークカメラ「ATOM Cam 2」または「ATOM Cam Swing」に対応したクラウド録画サービス。最大30日間常時録画を行う「クラウド常時録画」や、モーション検知によって動きのあった部分のみをイベントとして保存する「モーション検知録画」が利用でき、ユーザーは専用のスマートフォンアプリから、ライブ映像や録画の閲覧などが行える。
ソラカメを利用するにはカメラをWi-Fi接続できる環境が必要だが、ソラカメ専用セルラーパックを導入すれば、WiMAX+5Gの電波が入る場所であれば、独自にWi-Fi環境を構築してソラカメを利用できる。Wi-Fiのない環境のほか、敷設しているWi-Fiの電波が届かない場所やWi-Fiスポットを増設できない場所、セキュリティやデータ通信量の問題で利用できなかった場面でも、ソラカメを利用可能になるとしている。
料金は、初期費用としてWi-Fiルーターの端末価格2万1780円と、契約事務手数料3300円が必要。ATOM Cam 2は購入特典として1台提供される。利用には、基本使用料の月額4950円のほか、クラウド常時録画サービスの料金が別途必要だ。
クラウドへの常時録画ライセンスの料金は録画の保存期間により異なり、7日間が月額990円、14日間が月額1650円、30日間が月額3000円。