2022年6月15日の記事を編集して再掲載しています。
歴史あるおひとり様用EVを組み立ててみよう。
1962年から1974年までの間、イギリスのマン島にある町ピールにて、50台弱が作られた3輪のマイクロEV「P.50」が組み立てキットとして復刻されました。
発売当時のオリジナルは現在超プレミア価格
世界最小を謳う「P.50」は電話ボックスより小さく、イタリアのスクーター「ヴェスパ」より短いひとり乗り。今となっては、60年代当時のものは30台も存在しない激レアっぷりです。もし市場に出たら、なんと2,300万円ほどの価値があるのだそうな…。
デビュー時の映像がこちら。女性がフロント部分を持ち上げて、縦列駐車をしている車と車の間に駐車している様子が映っています。お手軽さは運転だけにあらず、ですね。
スペック違いやモデル違いが豊富
現在の「P.50」は、60年代のテイストを残しつつ現代的に仕上げたシリーズが展開されており、ヴィンテージのロールス・ロイスとベントレーに関わった職人たちが手作りしています。
種類は最高時速約48kmで走る、スタンダードな「E.50」、ターボで最高時速80kmまで加速する「E.50 Turbo」、そしてドイツのDKW製エンジンを載せた「Limited Edition」。「E.50」と「E.50 Turbo」はコンバーチブル(つまりオープンカー)版もあり、運転席が丸いガラスで覆われたふたり乗りバブルカーの「トライデント」も3モデルがあります。
エレベーターに乗れちゃう小ささ
自作キットの組み立てには50時間ほどかかるそうですが、自動車イジり以外にレゴやディアゴスティーニなどが好きな人なら苦もなく完成させられるでしょうね。出来上がったら、運転せずインテリアとして飾ったり、ハンドルを外してテレワークをするのも楽しいかもしれません。
Source: YouTube (1, 2, 3), P.50 via designboom