よく考えたら月見そばってどうやって食べてるの?

デイリーポータルZ

そういえばそもそもどうやって食べるものなんだろうか?

ある日突然自信がなくなった。この月見そばの食べ方って正しいんだろうか?

いきなり丸飲みするものだったらどうしようか。全部かき混ぜるべきものなんだろうか。

人は自転車の乗り方を忘れないものだが、月見そばの食べ方がわからなくなることがある。230人アンケートと駅そばチェーンしぶそばの人に聞いた。

もっとうまい食べ方があるんじゃないか?

わからなくなってきました。ある日突然月見そばの食べ方がわからなくなってきました。言いたいことはわかる。そんなもの好きに食べたらいい、もちろんそうだ。

トイレで考えてみよう。好きに用を足せばいいが、便座の上に仁王立ちなんてしていたら「それは話が別ですよ」となりはしないか。言ってあげたい。「もっとうまいやり方があるんですよ」と。

うまいやり方? いや、そもそもこの食べ方はどれくらい正しいのだろうか。

そんな私の食べ方とは①中盤あたりから②黄身を突き破って、麺を食す間に③汁と卵を少しずつ食べるというやり方である。とはいえ自信がない。生卵とつゆの相性がそんなに良いものでもない気もする。久しく生卵を頼んでいない。

気づけば月見そばを食べなくなっていた。あれ? そもそもみんなどうやって食べてるんだ? さあ、わからなくなってきました。

230人と識者に聞いた

どう食べているのか人に聞こう。自分のTwitterとデイリーポータルのはげます会に告知してアンケートをとった。なんと3日で230人もの回答をいただいた。

なぜだ。人は月見そばの食べ方について何か一言言いたいものなんだろうか。それともあなたも迷える子羊なんだろうか。

アンケートと並行して識者の意見もうかがいたい。駅そばチェーンのしぶそばに話を聞きに行った。すいません、月見そばってどうやって食べるんですか?

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アンケートと平行して識者にも聞く。しぶそば大井町店にやってきました

基本的に好きに食べて

そんなもの好きに食べたらいいんですよ、という答えが返ってくるものだと思っていた。そこでいかに食い下がろうかを考えていたら取材を受けてくれるという。

商品開発をしている料理長の渡部さんはレジュメまで作って「好きに食べたらいいんですよ」ということを丁寧にわかりやすく説明してくれた。 

対応してくれたのは料理長として商品を開発したりする渡部さん。

「一家言なんていうのもおこがましいですが私の知るすべてを伝えましょう」と渡部さん。伝えきったらこのまま死んでいきそうな勢いである。月見そばなのに。大変に恐縮した。

月見そばの背景にあるもの

渡部さんの話を聞いてわかったことを書いていこう。

わかった月見そば

月見食文化は日本ならでは

月を見るということ自体日本ならではっぽいが、卵の生食、黄身の生食はフレンチのブッフタルタルなどがあるが、白身の生食となると世界でも珍しいのだそうだ。これは日本の卵の衛生管理の優秀さがあるだろうと。

しぶそばの月見そば

ちなみに他に生卵を入れる麺類は酸辣湯麺の一部のタイプや徳島ラーメンなどがある。月見そばと同じく食べ方は様々だが、一般的にはからめながら食べるようだ。

また、ざるそばのつゆにうずらの生卵を混ぜ入れる文化がある。そばつゆと生卵を合わせるという文化はガッチリと根付いている。

月を見ないといけない

このような背景から食べ方の話へ。渡部さんによると、食べ方があるとしたらまず愛でてからではないかという。

わかった月見そば

月見のように愛でてから食べる

検索でも出てくるが、渡部さんによるとやはり月見そば(うどん)とは黄身を月に、かたまった白身を雲に見立てるものというのが定説だそうだ。であるならば愛でてから食べるのが道理ではという話だ。

アンケートの回答を見るとこの「愛でる」という要素はいくつか見受けられた。

月=黄身を見ながら食べるので、文字通りの月見うどん。白身も最後まで残す事で雲が掛かった月を楽しむ事も出来る。 (黄身をつぶさずに食べる派の意見)

月見うどんはかけうどんに視覚的魅力を足すために注文するものなので、味にはあまり関与しないでほしい (丸飲み派の意見)

視覚のハードコア層もいる… !!

雲ほどには白身固まらない問題

だがここで月見そばの重大な問題がある。それは雲に見立てるほどには白身が固まらない問題だ。

しぶそばではこのU字の管から85℃前後のおつゆが出る。そして卵は冷たい

駅そばのおつゆは85℃前後で出てさらに器で下がり、卵も昔と違って冷蔵保管するのが当たり前。なのでそこまで白身が固まるものでもなさそうだ。

ここで渡部さんが生卵をそのままにしておけば月見そばの卵はどれくらい固まるのか実験をしてみてくれた。

10分弱そのままにしたもの、わずかに白身が固まっている。雲がかるように散らせば汁の温度も下がるだろうし難しそうだ…

わかった月見そば

白身はそれほど固まらない

なので街場のおそば屋さんではおつゆを沸騰させてから何回か卵にかけることで卵を固まらせる「おぼろ月」として月見そばを提供する店があるそうだ。

一回別鍋でおつゆを沸騰させてから生卵にかける。駅そばではこのオペレーションは難しいそうだ

わかった月見そば

おぼろ月という作り方がある

これがおぼろ月仕様の月見そば。雲がかるというよりは霞でありおぼろ月の見た目

そうして出来上がったおぼろ月仕様の月見そば。見た目は月見感が減るけれど、加熱された白身は食べやすい。

家でおぼろ月仕様にしたいときは生卵をレンジで10秒ほどチンするとこのように少しだけ固まってくれるそうだ。 

月見そばの食べ方、渡部分類

まず渡部さんの知る食べ方パターンはこう。

1.卵にはさわらず温める
2.最初に軽く混ぜて、からませながら食べる
3.最初にくずしてすき焼き風にして食べる(一番多い)
4.麺や具材でフタをして温め、少しずつ溶きながら
5.卵かけご飯にする人がまれにいる
6.卵白だけ麺にからめて食べて、卵黄を最後に食べる
7.最初に全部混ぜ合わせる
8.最初に卵だけそのまま食べる(少ない)

一つずつ衝撃がある。まずここでアンケート結果をさらっておいてから詳細に移っていこう。230人アンケート結果はこちら。

月見の卵はいつ手をつけるのか?

1つ目の設問が卵をいつさわるのか問題。

わかった月見そば

6割の人が中盤まで卵に手をつけない

これは6割の人が月見として愛でているとも言えるだろうし、味の変化として使ってることも想像できる。卵を味の変化だととらえる人は多い。この中には麺を終えるまで手をつけない人もいる。

わかった月見そば

そばが終わるまで卵に手をつけない人も数%

そばが終わるまで手をつけない人の回答を見ていくと、卵を残しておいて卵とおつゆの合わさったものを味わう人が多いようだ(丸飲み派が少数いる)。

こうしたそばを食べ終えてから卵に手をつける人は渡部さんの分類による1.卵はさわらずに温める派にあてはまるだろう。

わかった月見そば

生卵を温めておく派がいる

生卵はそもそも冷たい、それだと味がよくないのでは、というところ視点からだろう。ちなみにしぶそばの社長さんもこれだそうだ。

2つめの設問へ。渡部さんによると、月見そばについて人によってどう違うかといえば黄身を突き破るのかそのままにするのかが大きいという。

アンケート、黄身はつぶすのかどうか

わかった月見そば

6人に1人が黄身を破らない

そのままにする人は17.8%、6人に1人である。この人達は「卵を味わう」もしくは「丸飲みにする」ことで卵を食べているようだ。

わかった月見そば

2人に1人が黄身をつぶしてかき混ぜない

今回アンケートをとるにあたって自分は生卵をつぶして動かさないことに気づいて、これは私にとっての冴えたやり方だと誇らしい気持ちでいたが、そんな人は47.8%いた。最大派閥だったのだ。

2口目まではそのまま食べて、卵を潰して真ん中をすすり、決して混ぜずに卵が溶けた部分と素の汁がなるべく両方味わえるよう自然に食べる。 (動かさない派)

最初に全部かき混ぜる派

ここで黄身や白身をかき混ぜることについて考えてみたい。渡部分類による7.の最初に一気にかき混ぜるタイプだ。

丼をいきなり混ぜる。子供の頃にはそうするものかと思っていたが…

私は月見に初めて出会った頃、そばつゆのうずらの卵の経験からかき混ぜるのだろうと思っていた。だけどあまりしっくりこずに次第にしなくなった。

泡というのは食欲をそそらないという新たな発見がある

渡部「最初に全部混ぜると温度も下がるし、味も薄くなっちゃうんですよね。あとは最初に卵のひねた匂いが上がってきちゃうんですよね。泡立っちゃう見た目もありますし。個人的にはあまりおすすめはしませんね」

ここでアンケートの結果を見るとこうした人(卵に「すぐ、一気に」手をつけ、黄身を「つぶしてかき混ぜる」、「すき焼き風に」はしないと答えた人)は230人中9人。25人に1人程度である。思ったより少ない。

わかった月見そば

いきなり全体をかき混ぜる人は25人に1人

しかしこの食べ方にも利点はある。まず考えられるのは温度が下がるという点で猫舌の人でも食べやすくなる。味が薄まり減塩になっていいという人も中にはいるかもしれない。

混ぜると少しおつゆの温度が下がるので、急いでいる時にありがたいです。(かき混ぜる派)

卵を汁に混ぜたものを食べたくて注文してるので、初めから混ぜます。良い点は迷わないで済むところです。(かきまぜる派)

「迷わないで済む」たしかに余計な思考で疲弊をしないで済む。こんなスティーブ・ジョブズみたいな視点で月見そばを考えたことがなかった。

黄身にくらべてバリエーションはなさそうだが一応白身についても聞いてみた。

白身について改めて食してみたところ編集部安藤さんと意見が合ったのは「味がそもそもしない」であった。

渡部さんの話によるとすき焼き派が最大派閥だそうだから、この設問には「からませて食べる」という選択肢が必要だったろう。すき焼き派は「かき混ぜる」「飲む」に分散してしまったようだ。なので大きくは言えないのだが、数字だけでいうとこうなる。

わかった月見そば

4人に1人が白身を飲んでいる

まあそうせざるを得ないとも思うが字面にするとなかなかインパクトがある。他にも

わかった月見そば

4人に1人が白身が固まるのを待つ

固まるまで待つという人が26.7%いる。これはそのままにしてる場合もそうだし、フタをするというのもそうだろう。

卵に麺でフタをするやり方

ここで渡部さんが紹介していた新たな派閥4.フタ派にふれよう。ルター派みたいに言うとフター派であるがキリスト教に寄せる必要はない。

丼が来たら熱いうちに生卵のうえに麺をかぶせる
月を愛でるということもできない。このあとは生卵にふれないように食べ進めていく

これは宝箱派だ

私も同行した編集部安藤さんも驚いたフタ派。こんなことで実際に固まるのだろうか。渡部さんはこれについても実験をしてくれた。

やってみると中がどうなっているのか見えないものだから期待感がある。これは宝箱やタイムカプセル、税金逃れに竹やぶに一億円に近い。宝箱派に名称を改めよう。

5分程度待ったあとワクワクの末に出てきたものがこちら
それほど固まってない~と椅子から転げ落ちた

宝箱にしたところでそれほど白身は固まらないが、しっかり卵が温まったり何よりロマンがある。月見そばは味を変化したり何かアトラクションめいたものがつきものだ。アンケートに宝箱的な選択肢はなかったが自由回答でふれた人もいた。

生卵がイマイチ苦手なので、麺の下に潜らせて、微妙に固まったモノを食べたい。(宝箱派)

味変化の話題が出たが、最後の選択質問「どうやって卵を食べている?」がこちらである。ここで問うているのはあなたはこの生卵をどうとらえているのか、ということに近い。

すき焼き派は最大派閥、ついで味変化派、卵をおかずみたいに考える派、丸飲み派

丸飲みは滋養強壮か

いくらかはいるだろうなと思ったがやはり衝撃の丸飲み派からふれよう。10.5%である。渡部分類の8最初に卵だけそのまま食べる人が近いだろう。

わかった月見そば

丸飲みにする人が1割いる

蛇じゃないのだから、と思うが丸飲み派に見受けられるのがロッキーという単語である。

ロッキーみたいになれる。しかもただの丸飲みより出汁の味がして美味しい。(すぐに丸飲み派)

常にロッキーをイメージしながら食べる。蕎麦つゆ本来の味を楽しめる。(丸飲み派)

映画『ロッキー』ではボクシングに適した体を作るために生卵を飲む。このシーンが欧米の人にはショッキングに映ると聞く。

戦後のタンパク源として鶏卵が定着したから月見そばがあるのではと渡部さんは言っていた。栄養としての生卵である。

渡部「朝、食事する時間がなかったら生卵を飲んで出勤しろみたいなのが、 俺たちの親父ぐらいまではあったみたいですよ。今でいうプロテインじゃないですけど、たんぱく質の補給という意味でしょうね」

丸飲み派は月見そばの月見を「栄養」と考えているのかもしれない。かと思えばこういう意見もあった。

本当はよい塩梅に卵と混ざった汁をすすりたいのですが、卵が散逸した状態の汁を全部飲み干すのは健康に悪そう、しかし卵部分は全部飲み尽くしたいという思いから、結果卵だけを飲むことになりがちです。(丸飲み派)

諦め派といってもいい人である。

月見うどんはかけうどんに視覚的魅力を足すために注文するものなので、味にはあまり関与しないでほしい。なので、視覚的な効果を得終わったと判断した時点で儀式として途中で卵を丸のみにしてしまいます。(中盤に丸飲み派、視覚派)

月見を目で見るためだけに頼む人、再びである。230人の回答の力はすごい。色んな人がいる。

しぶそばでは1枚めの中段~下段の方にメニューが来ていた。トップは天玉そばでこちらも月見要素がある(単価が高いから一番上に来ているというのもあるようだが)

卵はただのおかず的な具材ではなさそうだ

また卵を「味わうように噛む」「味わうように飲む」と回答した人は合わせて15%。これはおかず的な考えだとも言えるし私もこれだが、数としては少ない。

わかった月見そば

おかずだと考えてる人は15%

卵かけごはんにする人もいる

おかずという観点をさらにおしすすめると渡部さんの分類5の卵かけご飯にする人がまれにいる、というのが思い当たる。ライスを頼むパターンだ。アンケートにもご飯を入れる人が出てきた。

黄身とつゆを少しだけ残して飲んで、そこにご飯を入れて卵かけごはん風にして食べることもある。良い点は黄身の濃さやトロっと感をじっくり味わえる (最後に丸飲み派) 

世界は多様性にあふれている。そのこと自体がよろこびである。さて、メジャー勢力である味変として考えてる派閥に移ろう。

卵は味の変化であり、卵黄のソース

わかった月見そば

味の変化だと思ってる人が4分の1

どうやって食べてるのかといえば味の変化だと答える人が25%程度いる。黄身を汁に溶かしきるのか、そのままくずすくらいにするのかは半々に分かれていた。

くずす派においてはある程度重なるだろうが、最大勢力、すき焼き派に移る。

わかった月見そば

すき焼き感覚の人が3分の1

月見とはなにか。35%もの人が、すき焼きのように月見を食べている。渡部さんもこの食べ方でおすすめをしているという。

渡部さんの分類によると、2最初にかき混ぜて絡ませるように食べる人と、3ごく軽めに混ぜてすき焼きみたいにつけて食べる人がいるそうだ。どちらも麺に絡めるという意味ではすき焼きに近い。

ついたらまずかき混ぜる。これを途中で行う人も多いが、先にやると卵白に熱が入りやすいという

渡部「最初に少しほぐして溶かして食べ始めると、卵白に熱は入りやすくなんですよ。卵黄にもですけどね。食感も好きな人は好きですよね。味はつゆと絡んで乗っかってくるかな」

軽く混ぜる方と、ごく軽く混ぜる方、後者の方がすき焼きに近いだろうと。見た目の違いがわからなくて、どっちがどっちかももう忘れてしまった…

月見そばをすき焼き風に食べると意識したことがなかったので改めて食べてみた。そんなに期待してなかったが、これが妙においしかった。

そういえばすき焼きだと考えたことがなかった。やってみた
思ったよりもすき焼きっぽい。いいアクセントになる。しぶそばのつゆの味がしっかりしていたからか、これなら月見そばを頼みたいなと思った。関西だしと関東だしの違いはありそう。

渡部「多分、それが一番美味しい食べ方ではあるかなとは思いますけどね。卵黄を溶くか溶かないかが大きい分かれ目じゃないですか。みんな卵白は絡めて食べるんです」

渡部さんは最初にごく軽くくずして(卵に熱も入りやすくなり)すきやきみたいに麺を絡めて食べる(白身の感触も気にならない)という。最適解かもしれないが…

卵のくずし方など、すき焼き派の中でもここから細かく分かれそうだがレンゲ内で完結するレンゲ派が目につく。他に目のついた意見を拾っていこう。

レンゲの上で卵黄を軽く潰してうどんをつけて食べ、レンゲで口内に追い汁をする(すき焼き、れんげ派)

卵が汁に溶けてしまうと卵の味が薄まるので、れんげの上で潰して麺をつける(すき焼き、れんげ派)

れんげやスプーンがある場合、卵をすくってその中で黄身をつぶして麺をつけて食べる。卵液が汁に混ざらないで済む(すき焼き、れんげ派)

わかった月見そば

れんげ内で完結するれんげ派がいる

レンゲですき焼きを作る人もいる

レンゲ内で完結するメリットとしては生卵がすべて味わえることもある。そう、月見そばはたかが生卵一つなのではあるが、相対的に価値がかつてないほど高まるものだ。女子校男子校における異性の教育実習生的な存在である。

駅そばという空間の内では生卵の価値が高い

月見を「もったいない」という視点で見た回答もある。

本当はよい塩梅に卵と混ざった汁をすすりたいのですが、卵が散逸した状態の汁を全部飲み干すのは健康に悪そう、しかし卵部分は全部飲み尽くしたいという思いから、結果卵だけを飲むことになりがちです。(丸飲み派)

麺類の汁は飲まないので、月見そばのたまごは10%程度しか摂取できていません。そういうものだと思って諦めて食べます。(諦め派)

ここに共通するのは一つの物悲しさである。ボサノバがサウダージとして歌っているのは月見そばの生卵のところではないか。 

わかった月見そば

汁に溶かすと全部味わえないことは
みんな悩んでいる

味変のように月見に宿るアトラクション性

他にも意見はある。

途中で崩れたらその時点でかき混ぜる。卵を崩さないように食べる、自分と卵との勝負も楽しんでます。(勝負派)

月見そばをスーパーマリオ的なゲーム性でとらえるパターン。 

必ず月見を頼むにも関わらず、体調と相談して食べないことの方が多い。いかに最後まで卵を崩さずに完食できるかが目的となっている感は否めない。(残す派)

色んな人がいる。環境問題に取り組んでこの豊かな地球の多様性を残そう。

わかった月見そば

月見そばにはアトラクション性がある

このあと「『スタッフがおいしくいただきました』ですよ(笑)」というまじの試食会があり私は3杯いただきました。その後病気みたいな感覚になり、残すのとどっちが社会にとってよいのだろうかという新たな疑問が持ち上がりました​​​​​。

 

月見そばについてわかってきました

長々と調べて書いても結論としては「好きに食べるもの」でしかない。なんでこんなことに。

いや、月見そばの食べ方がわからなくなったといっても、まあ本当にわからなくなったわけではなくて、「わからなくなった」状態がなんだかユーモラスだなーと思ってやってるわけで、それは「わからなくなりたい」とも言えるのであって。

そうだよ、世界は多様で流動的でおもしろい。それに比べて私たちは固定化して老害化しがち。であるならば、私たちはもっと「わからなくなってきました」にならないといけないんじゃないか。

次は自転車の乗り方に挑もう。さあ、わからなくなってきました。

ライターからのお知らせ

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