接種もクルーズ船で感染が拡大 – 中村ゆきつぐ

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感染者数、少し頭打ちになってきていますね。医療逼迫は本当頑張る病院を増やせれば何とかなるはずと思っているんですが。ただ医師会長がワクチンに対して少し否定的なことを肯定する東京ですからね。

なかなか興味深いニュースです。

>アメリカ南部テキサス州を7日に出発し、カリブ海一周クルーズをしていた「カーニバル・ビスタ号」で11日、乗員26人、乗客1人の合計27人から新型コロナの陽性が確認されていたことが分かりました。

出発4日後に症状を呈したことを考えると、すでに感染していて潜伏期だったんでしょうね。そして乗員主体ですから、どちらかというと職場でのクラスターですね。多分デルタ株で、そして感染者がワクチン接種後どれくらいたっているのかが知りたいところです。

>陽性者は全員、ワクチンを接種していて、無症状または軽い症状だということです。

最低限の重症化予防ができており、いわゆる船内で自宅隔離みたいな状態でしょうか。そうワクチンを接種していればこのようにリスクを考えながらも7泊8日のクルーズは続けられるという判断をしているということですね

>このクルーズは子どもや疾患を持つ人を例外として、原則、乗員乗客にワクチン接種を義務付けていて、船に乗った約4300人の98%近くがワクチンを接種済みでした。

感染者数を考えると0.6%ですので、感染がひどいテキサスからの出発と考えるとある意味仕方がないのかもしれませんが、ワクチンで十分な防御がされていると考えることもできます。そしてこれ以上の感染者がでないで収束すれば2%の非接種者を防御する集団免疫?とも言えるのかもしれませんが、すでにクラスターを考えると判断は微妙です。

デルタ株はワクチンでの感染防御は完全にはできません。しかし重症化予防はまだしっかりできており、このようなクルーズ船の中で感染抑制がそこそこできていることを考えると、ワクチンを接種すればリスクの高いクルーズ船のような日常生活を普通におくれるといういい例なのかもしれません。

感染は完全には防御できなくても、いわゆる集団免疫も厳しくても、こうやって普通の生活が送れるいわゆる「風邪」にできるという興味深い例ですね。それにしてもアメリカはやはり割り切っている。

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