テレビって進化してるの?「5年前のブラビア」と「最新のブラビア」を比べてみた【有機ELモデル編】

GIZMODO

有機ELの底力を感じました。

皆さん、お使いのテレビは何年目に突入していますか? テレビも各メーカーから毎年新モデルが登場していますが、内心で「もう全部きれいだからどう新しくなったのかわからん!」って思ってません? ません??

古いモデルと新しいモデルを比較してみれば違いもわかりやすいんですけど、店頭でそれをするのはなかなか難しい。今回、ソニーのブラビアシリーズで新旧モデルの比較を実現できたので、その結果を報告します。今回は有機ELモデル編です。

最新モデルはより鮮やかに、明るくなっている。表現できる色域も増えた

左は2017年に登場したブラビアの初代有機ELテレビ「KJ-55A1」、右は2022年モデルの有機ELテレビ「XRJ-65A95K」。極力、目で見た印象に近くなるよう撮影しています。鮮やかさや輝度に大きな違いがありますが、暗部の表現などは初代の頃からきれいですねぇ。「どっちの画質が好み?」と聞かれるとやっぱり右の最新モデルですけど、かといって左の古いモデルが無しってワケでもない。そんな印象です。

照明を消すとこんな感じ。左の方が「色が鮮やかすぎず見やすい」と感じるかもしれませんが、ソニーのテレビは昔から同じカラーリファレンスを参照しており、モデルごとに色が異なって見えるのは搭載されているエンジンやパネルの性能差によるものだそう。つまり、表現できる色域が確実に増えているわけです。

また、有機ELは視野角の広さも優秀。「XRJ-65A95K」の視野角は歴代でも最高クラスで、あらゆる角度から見ても破綻を感じません。大きなテレビほど正面以外の角度から見るケースが増えますから、そうした理由で有機ELを選ぶのもアリかも。

古い有機ELから新しい有機ELにする価値はありそう?

有機ELは古いモデルでもきれい。この事実を今回の比較で改めて実感しました。一方で輝度に関してはかなり差があるため、日中や照明下でテレビを見る時間が多いなら新しいモデルに買い換える意義は大きいかなと思います。

Source: ソニー