ホビーショップチェーン「TamTam」を運営するタム・タム(名古屋市)は、一部店舗で不適切な商品POPを掲出していたとして、2022年8月29日に公式サイト上で「心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
POPはバンダイのガールズプラモデルを「安いけど出来悪し!」と酷評したものなどで、ツイッター上のプラモファンからは「購買意欲削られる」と批判の声が聞かれていた。
「売る気ないのかな…?」
TamTamは「日本最大級の総合ホビー専門店」を掲げるチェーン。北海道から九州まで、全国14店舗を展開している。
22年8月28日、岐阜店(岐阜県岐南町)の店頭で掲げられていた商品POPの写真がツイッター上で拡散された。内容はバンダイのガールズプラモデル「30 MINUTES SISTERS」を「安いけど出来悪し!」としたほか、「中華系」として紹介したガールズプラモデルについては「基本パクリ」「出来の悪い素体」などと酷評していた。ツイッター上のプラモファンからは「売る気ないのかな…?」「購買意欲削られる」などの声が聞かれた。
29日、岐阜店の公式ツイッターが、拡散された投稿を引用する形で「この度、当店の商品POPにて不適切な記載でご不快な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。本日、POPは撤去し、当該スタッフへ厳重な注意を行いました。この度は誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
同日にはTamTam公式サイトで「お詫び」と題した文書が公開された。POPを作成したのは岐阜店のアルバイトスタッフだったとし、「多くの方々にご不快な思いをさせてしまいましたこと、また、ご迷惑をおかけ致しました事、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪。「今後このような事態が起こりませんよう、社員教育に一層の力を入れ、再発防止を徹底する所存でございます」とした。