サントリーウイスキー「山崎」のギフトショップ販売休止に衝撃 転売対策?本社に本当の理由を聞く

J-CASTニュース

   大阪府島本町にあるサントリー山崎蒸溜所が、看板商品の「シングルモルトウイスキー山崎 700ml」と「山崎蒸溜所限定ウイスキー」について、ギフトショップでの販売を休止するとサイト上で発表して、ファンから残念がる声が上がっている。

   ネット上では高額転売が相次いでいることから、その対策のためではないかとの憶測も流れている。サントリーホールディングスの広報部に販売休止の本当の理由を聞いた。

  • ウイスキーの販売休止を告知

    ウイスキーの販売休止を告知

  • メルカリでも価格が高騰している

    メルカリでも価格が高騰している

  • ウイスキーの販売休止を告知
  • メルカリでも価格が高騰している

ウイスキーは、ネット上では数倍もの価格で転売

   山崎蒸溜所は、サイトの紹介によると、サントリー創業者の鳥井信治郎さんが国産のウイスキーを作りたいとの情熱をかけ、1923年に建設した。それ以来、熟成された多彩なウイスキーを世に送り出し、2003年には「山崎12年」が世界的なコンテストで金賞を射止めるなど、ジャパニーズウイスキーが国際的に認められることに大きく貢献した。

   蒸溜所では、無料でウイスキー館の展示を見学できるほか、製造工程をスタッフが案内する有料のツアーも予約制で行っている。新型コロナウイルスの感染対策で、20年2月から見学などができなくなっていたが、22年5月に再開して予約を受け付けている。

   ところが、8月8日になって、「重要なお知らせ」として、山崎700mlと蒸溜所限定のウイスキー2種類について、9月1日から当面の間、ギフトショップでの販売を休止するとサイト上で告知した。

   この告知には、ツイッター上などで愛好者らから驚きの声が上がった。蒸溜所を訪れてもお土産にこれらの商品を買えないことを嘆く向きも多く、転売対策のためではないかといった見方が出ている。山崎700mlは希望小売価格4500円、蒸溜所限定は1332円(いずれも税別)で販売されたが、例えば、メルカリを見ると、これらの商品が数倍もの価格で転売されているからだ。

   月の初めに1か月先まで予約できるが、「予約する」をクリックすると、4000番台で5時間超の待ち時間が表示されたといった報告もツイッターであった。8、9月はすでに満席状態で、これも転売しようとする人が多いからではないかとの憶測が流れている。

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